古橋崇志

古橋崇志：麻雀界のマルチプレイヤー

1985年生まれの古橋崇志は、日本プロ麻雀連盟所属の六段プロ雀士である。静岡県浜松市出身の彼は、高校時代に麻雀に出会い、その魅力に引き込まれた。卒業後はテレビ製造会社に就職するも、プロ雀士への道を志し、2005年、19歳にして日本プロ麻雀連盟のプロテストに合格。静岡支部を拠点に活躍を始める。

2012年には上京し、翌年には日本プロ麻雀連盟専用スタジオ『夏目坂スタジオ』の設立に携わり、YouTubeチャンネルの管理や実況を担当するなど、多様な役割を担うようになる。

彼のプロとしてのキャリアは順風満帆ではなかった。地道な努力を重ね、2016年には『麻雀最強戦2016』の若手予選「サイバーエージェントカップ」で優勝、ファイナル進出を果たし、同年A2リーグに昇格。さらに2023年には第40期鳳凰戦A2リーグで3位となり、念願のA1リーグ昇格を決めた。そして、プロ入り20周年となる2024年8月17日、ついに第15期JPML WRCリーグで初タイトルを獲得した。長年の努力が実を結んだ瞬間であった。

古橋の雀風は門前手役派。得意な手役は四暗刻で、高めを目指せる点が魅力だと語る。自身を『フジヤマの運王』、『手役系グラディエーター』と称し、愛称は『フルポコ』として親しまれている。

麻雀プロとしての実力に加え、古橋は実況者としても高い評価を得ている。日本プロ麻雀連盟のYouTubeチャンネルはもちろん、Mリーグでも実況を担当。2024年3月8日には、Mリーグ公式実況の小林未沙の急遽の欠場を受け、代役としてMリーグの実況を担当した経験も持つ。 Mリーグの実況で知られる日吉辰哉を、本格的な実況の道に導いたのも古橋であるという逸話も存在する。近年はA1リーグ昇格に伴い連盟での実況は減っているものの、Mリーグ2024-25シーズンでも不定期に実況を務めている。

プライベートでは、2020年6月20日に日本プロ麻雀連盟所属の川原舞子と結婚。同郷の猿川真寿とは、プロになる前から親交があるという。

2022年4月26日からは、麻雀ゲーム『麻雀格闘倶楽部Extreme』にも出演。プロ雀士としての活動にとどまらず、幅広い分野で活躍を続ける。

映画『麻雀最強戦 the movie』（2022年11月18日公開）にも出演しており、その活動は麻雀界の枠を超え、エンターテイメント業界にも広がりを見せている。

古橋崇志は、プロ雀士としての実力、実況者としての才能、そして温かい人柄で、多くの人々から支持されている。彼の今後の活躍にも期待がかかる。

主なタイトル

サイバーエージェントカップ2016 優勝
第8回静岡リーグ 優勝
第15期JPML WRCリーグ 優勝

出演

映画『麻雀最強戦 the movie』 (2022年11月18日公開)

外部リンク

古橋崇志 - 龍龍 (ron2.jp)
古橋 崇志 (@furu_fururu) - X（旧Twitter）

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