古谷 亘
古谷 亘(ふるや わたる)は、
1995年12月30日生まれの日本のラグビー選手です。
彼の主な活躍の場は
ジャパンラグビーリーグワンであり、現在は
ルリーロ福岡に所属しています。グラウンド上では主にプロップ(PR)のポジションを務めており、チームのフォワードパックにおいて非常に重要な役割を担っています。
プロフィール
古谷選手が担当するプロップというポジションは、スクラムの最前列で相手パックと直接組み合う、ラグビーの中でも最もフィジカルコンタクトが激しい位置の一つです。スクラムの安定は試合の流れを大きく左右するため、プロップには強靭な肉体と高い技術、そして相手のプレッシャーに屈しない精神力が求められます。
彼の身体的な特徴としては、身長168センチメートル、体重95キログラムという体格が挙げられます。プロップとしては比較的小柄な部類に入るかもしれませんが、この体格を活かした低重心でのスクラムワークや、密集地での粘り強いプレーが彼の持ち味と考えられます。また、チームメイトやファンからは「フルヤ」や「ワタル」といった愛称で親しまれています。
経歴
古谷選手のラグビーキャリアは、栃木県の
佐野日本大学高等学校で始まりました。高校で基礎を築いた後、
2014年に同校を卒業し、ラグビー強豪校の一つである
日本大学へと進学しました。
日本大学ラグビー部での4年間は、関東大学ラグビーリーグ戦グループというレベルの高い環境でプレーすることで、選手として大きく成長する上で重要な期間となりました。
大学卒業後の
2018年、古谷選手はまず
明治安田生命ホーリーズに加入し、社会人ラグビーでのキャリアをスタートさせました。その後、海外に渡り、ニュージーランドのハットオールドボーイズマリストRFCでのプレーを経験しました。海外でのプレーは、異なるラグビー文化やプレースタイルに触れる貴重な機会となり、彼の選手としての幅を広げたことでしょう。
海外での挑戦を経て日本へ戻った古谷選手は、
2022年にNTTドコモレッドハリケーンズ大阪に加入しました。これは、日本のトップレベルのプロリーグである
ジャパンラグビーリーグワンの舞台に足を踏み入れたことを意味します。強豪チームでのプレーは、彼のスキルと経験をさらに高める機会となりました。そして現在は、
ルリーロ福岡に所属し、チームの勝利に貢献すべく日々トレーニングに励んでいます。
ルリーロ福岡での新たな挑戦は、彼のキャリアにおける新たな章を開くものです。
プロップという激しいポジションで、高校、大学、国内社会人チーム、海外チーム、そしてリーグワンと、様々な環境での経験を積んできた古谷選手。その多様な経験は、彼のプレーに深みを与えていることでしょう。今後のさらなる活躍が期待される選手の一人です。