可児川

可児川（かにがわ）

可児川は、岐阜県瑞浪市に源を発し、可児郡御嵩町、可児市を流れ、木曽川へと合流する一級河川です。木曽川の一次支川であり、地域にとって重要な水路となっています。

地理

可児川は、瑞浪市北西部の日吉町付近の高原地帯を水源としています。源流から西へ流れ、松野ダムによって形成された松野湖を通過します。その後、可児郡御嵩町に入り、同町と可児市の境界付近には、奇岩が連なる鬼岩公園があります。この地域は景勝地としても知られています。

御嵩町内では、津橋川、唐沢川、真名田川、比衣川といった支流が可児川に合流します。さらに可児市内に入ると、姫川や大森川といった支流、そして最大の支流である久々利川や横市川、矢戸川などが合流し、川は徐々にその流れを大きくしながら木曽川へと注ぎ込みます。

河川の全長は26.2キロメートルで、そのうち河川法が適用される区域は23.9キロメートルです。

かつて可児川の堤防とその周辺地域には、アツミゲシが自生していました。アツミゲシは、麻薬の原料となるため、日本ではあへん法によって栽培が禁止されています。2004年（平成16年）まで、この地域でアツミゲシが確認されていました。

主な支流

津橋川
唐沢川
真名田川
比衣川
姫川
大森川
久々利川
横市川
矢戸川

主な橋

可児市下恵土付近から可児市塩付近にかけて、可児川と並行する岐阜県道122号には、以下の橋が架かっています。

戸走橋
二の井大橋
新広瀬橋

その他、可児川には以下の橋が架かっています。

可児川橋（国道41号名濃バイパス）
可児川大橋（国道248号可児バイパス）
あけぼの橋
鳥屋場小橋
広見橋（岐阜県道84号）
可児駅前大橋
蛍橋（岐阜県道363号）
新可児大橋
さつき大橋
子守大橋（岐阜県道64号）
御嵩橋（岐阜県道83号）
門前橋

関連項目

可児川駅 - 名鉄広見線の駅。可児川に由来する名称です。
飛騨木曽川国定公園 - 可児川を含む木曽川流域の自然景観を保護する国定公園です。

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