吉川美穂

吉川美穂のプロフィールと経歴

吉川美穂（よしかわ みほ）は、1993年1月15日生まれの女子競輪選手で、大阪府泉南郡岬町出身です。現在は日本競輪選手会和歌山支部に所属し、ホームバンクは和歌山競輪場です。彼女は日本競輪選手養成所の第120期生であり、師匠には97期生の稲毛健太がいます。

学業とスポーツ歴

吉川は和歌山県立和歌山北高等学校を卒業。中学高校時代にはソフトボール部に所属していましたが、高校3年の夏に自転車競技を始めました。その頃はちょうどガールズケイリンがスタートした直前であり、日本競輪学校の第102期生募集が行われていた時期でもありました。しかし、彼女は自転車競技を始めたばかりで、周囲から「受験は時期尚早ではないか」と言われたため、その当時は日本競輪学校への受験を見送ることになりました。高校卒業後は、サイクルベースあさひに選手として就職します。

プロ選手としての歩み

2016年には栃木県の女子プロロードレースチームLive GARDEN Bici Stelleに加入しました。2017年からはスペインの強豪チームビスカヤ・ドゥランゴに移り、ワールドツアーにも参加しました。また、日本自転車競技連盟からは、養成所同期の内野艶和と共にトラックレース中距離強化指定選手として認定されました。

吉川は2020年1月16日に養成所の第120回技能試験に合格し、在所中に開催された記録会で女子選手としては7人目となるゴールデンキャップを獲得しました。続いて第2回記録会でも同様にゴールデンキャップを得て、複数回の獲得者となります。在所中の競走成績は26勝を挙げ、卒業記念レースでは5着という結果でした。2021年3月1日に養成所を卒業し、同日に和歌山支部所属の競輪選手として登録されました。卒業式では多くの表彰を受け、その中にはゴールデンキャップ賞、最優秀学業賞、最優秀技能賞、新記録賞などがありました。

競輪デビューとその後

2021年5月8日、名古屋競輪場での新人戦「競輪ルーキーシリーズ2021」でプロデビューを果たしました。デビューから14日後の5月22日には大宮競輪場で初勝利を収め、その翌日には初優勝を達成しました。同年7月2日からは富山FIIで本格デビューし、初日に1着、二日目に2着を記録。その結果、決勝に進出し3着を獲得しました。

競輪以外にも、彼女は2021年限りで自転車競技を引退し、2022年からガールズケイリンに全力を注ぐことになりました。2022年の1月3日には伊東温泉FI（ナイター）決勝にて逃げ切り、本格デビュー後の初優勝を果たしました。上期には4回の優勝を数え、7月にはガールズケイリンフェスティバルで決勝に進出しています。同年の彼女は全体で13回の優勝を収め、年間獲得賞金は1658万9400円でランキング10位でした。

2023年には新設されたGIでの大会でも活躍しましたが、特に7月と10月の決勝戦では2着になるなどの結果を残しました。年末にはガールズグランプリ2024に初出場し、最終的な獲得賞金は2118万3500円で、ガールズケイリンにおいては6位を記録しました。

プライベート

自宅で猫を4匹飼っている吉川は、時折自身のSNSでもその様子をシェアしています。猫好きながらも猫アレルギーを抱えており、アレルギーでも飼える品種としてロシアンブルーを選んでいるとのことです。

まとめ

吉川美穂はこれまでの経験と成果を持ちながら、女子競輪界での存在感を高めています。彼女の今後の活躍と成長が注目されることは間違いありません。

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