吉成静恵

吉成 静恵（よしなり しずえ）

人物概要

1980年7月17日生まれ、徳島県出身の吉成静恵（よしなり しずえ）氏は、現在、NHK徳島放送局の契約キャスターとして、地元徳島に根差した情報発信に携わっています。

キャリアパス

吉成氏のキャリアは、故郷である徳島県の大学在学中に、地元の四国放送でリポーターとして活動を開始したことから始まります。大学を卒業後、2003年には香川県の瀬戸内海放送（KSB）に入社し、そこで3年間にわたりアナウンサー・キャスターとしての基礎を築きました。地方局での経験を積んだ後、2006年には再び徳島に戻り、NHK徳島放送局に活躍の場を移します。ここでは5年間にわたり、様々な番組でアナウンサー・キャスターを務め、地域情報を伝える役割を担いました。

一度離職と復帰、そして新たな役割

番組の改編期に合わせる形で、2011年に一度、メディアの世界から離れることを決断しました。この期間に結婚し、三人の子どもを出産。育児に専念する日々を送りました。しかし、再びマイクの前に立つことを選び、育児が一段落した2022年、NHK徳島放送局にキャスターとして復帰します。当初は夕方のニュース番組『とくしまニュース645』を担当しました。翌2023年には、これまでの豊富な現場経験に加え、三人の子育てで培った実体験を活かす形で、『とく6徳島』に本格的に復帰しました。現在は金曜日のメインキャスターを務める傍ら、火曜日には子育て支援に関する企画を担当するなど、地域に寄り添った情報発信を続けており、特に子育て世代からの共感を呼んでいます。

さだまさし氏とのユニークなエピソード

吉成氏は長年にわたるさだまさし氏のファンとしても知られています。このことがきっかけとなり、2008年7月27日に徳島から生放送された『今夜も生でさだまさし徳島から生放送!真夏の夜もさだまさし』に出演しました。この際、当時入局間もなかった二宮直輝アナウンサーと共に番組を紹介する中で、さだ氏から吉成氏が自身の熱心なファンであること、そして過去に何度もインタビュー取材を受けたことがあるというエピソードがユーモラスに明かされ、スタジオを沸かせました。さらに16年後の2024年5月31日にも、再び徳島からの生放送となる『今夜も生でさだまさし徳島ミッドナイト阿波ー!』に、当時新人の羽深未奈乃アナウンサーと共に出演しており、さだ氏との縁が続いていることがうかがえます。

人物像と信条

趣味は旅行、写真、読書、そしてミュージカル鑑賞と、多岐にわたります。知的好奇心が旺盛で、様々な分野に関心を持っていることがうかがえます。また、吉成氏の仕事に対する姿勢を表すモットーとして、「生涯新人・生涯現役」と「実るほど頭たれる稲穂かな」を挙げています。常に謙虚な姿勢で学び続け、いくつになっても第一線で活躍したいという強い意志と、経験を積むほどに腰を低くするという、誠実な人柄がこれらの言葉に込められています。

主な出演番組

四国放送時代
おはようとくしま「ちょっと行ってみませんか」

NHK徳島放送局時代
あわメロ
とくしまi
今夜も生でさだまさし（2008年、2024年 徳島からの生放送回）
とくしまニュース645（2022年4月 - 2023年3月）
とく6徳島（2023年4月 - 、金曜メインキャスター、火曜 子育て支援企画担当）
* あわとく『なぜそこで徳島LOVE?』（2024年6月21日）

地方局での豊富な経験と、母としての視点を活かし、地域社会に貢献する吉成静恵氏の今後の活躍が期待されます。

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