吉本超合金F

吉本超合金F

『吉本超合金F』は、テレビ大阪と吉本興業が共同制作したバラエティ番組で、2000年7月から2002年9月にかけて放送されました。この番組は、FUJIWARAがメイン司会を務め、毎週日曜の深夜帯に、お笑いロケを繰り広げるスタイルが特徴です。全111回の放送で、視聴率も上々でしたが、その内容は常に挑戦的でした。

番組の概要

この深夜番組は、特にFUJIWARAが街でのロケを主体にしており、彼らのキャラクター性が色濃く反映されていました。前身の『吉本超合金』ではFUJIWARAと2丁拳銃がメインを張っていましたが、2丁拳銃が東京進出を遂げたため、新たに生まれ変わった形です。

番組の第一回目は、藤本の自虐的発言から始まり、その後も素人を絡めた企画や、アポイントを取得せずに行うゲリラロケが展開されました。内容は、視聴者の予想を裏切るぶっ飛んだものが多く、例えば、無許可で罰ゲームを行う「LOVEゲーム」など、台本なしの自由なスタンスが受けました。

視聴者の反響

この番組は、時に過激な内容でPTAから注意を受けることもありましたが、逆にそれを逆手に取った企画も放送されたほどです。また、ロケでは、食べ物を粗末に扱ったり、出演者が全裸になる瞬間を放送したりと、常識の枠を超える挑戦が話題を呼びました。こうした特徴的な番組運営が視聴者の心を掴み、放送後期には視聴者からのリクエストに応じたロケも実施されました。

FUJIWARAのメンバー

番組の中心を担うFUJIWARAの二人は、それぞれ異なる個性を持っています。藤本敏史は、若手芸人たちのリーダー的存在でありながら、臆病な面も持ち合わせるキャラクター。彼の「ヘタレ」な一面が、ロケ企画ではしばしば笑いを誘う要因となっています。もう一人の原西孝幸は、力強く、突然の動きで笑いを取るスタイルが特徴です。彼は、女性に対する苦手意識が強く、一時は彼女とのデッサン企画に挑むことにもなります。二人の独特な相関関係が番組の看板でもありました。

最終回とその後

番組は2002年に最終回を迎え、FUJIWARAの二人は100キロマラソンに挑戦し、感動的なエンディングを迎えます。多くの viewersが期待した感動の再会も、その後の憂いを含んだ展開で終わりました。

番組の終了後、同じ枠でケンドーコバヤシをメインにした『吉本超合金K・ケンコバ大王』が放送され、FUJIWARAは他のバラエティ番組へと移行しました。

2017年には『吉本超合金F2017』として特番が放送され、ファンの間で懐かしい記憶がよみがえりました。

まとめ

『吉本超合金F』は、ただのバラエティ番組ではなく、FUJIWARAの成長と共に進化し続けたエンターテイメントの一形態でした。リアルなロケ企画と視聴者参加型の内容が相まって、多くの視聴者に愛された番組として記憶されています。

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