吉澤太一

吉澤 太一

経歴と人物

吉澤 太一（よしざわ たいち）は、1991年7月18日に埼玉県熊谷市に生まれた日本のラグビーユニオン選手である。現在、ジャパンラグビーリーグワンに所属するレッドハリケーンズ大阪で、チームの最終ラインを守るフルバック（FB）としてプレーしている。愛称は「タイチ」や「たいちゃん」。身長175センチメートル、体重75キログラム。

学生時代

埼玉県内の正智深谷高校を卒業後、2010年に立正大学へと進学し、ラグビーを続けた。大学では着実に成長を遂げ、4年生となった2013年には立正大学ラグビー部の主将を務めるまでに至る。このリーダーシップを発揮した年、ユニバーシアード競技大会の7人制ラグビー日本代表に初めて選出され、国際舞台での経験を積んだ。

プロキャリア

立正大学を卒業した2014年、当時のトップリーグに所属していたコカ・コーラレッドスパークスに加入し、プロ選手としてのキャリアをスタートさせる。同年10月19日に行われたジャパンラグビートップリーグ第7節、近鉄ライナーズ戦において、先発メンバーとして公式戦デビューを飾った。その後、2021年にはNTTドコモレッドハリケーンズ大阪（現在のレッドハリケーンズ大阪）へ移籍し、現在も同チームの中心選手として活躍を続けている。

7人制日本代表としての活躍

吉澤選手は15人制だけでなく、よりスピードとアジリティが求められる7人制ラグビーにおいてもその才能を発揮してきた。2013年のユニバーシアード競技大会での代表選出に続き、2018年にはラグビーワールドカップセブンズ2018の日本代表にも名を連ねた。さらに、2024年にはパリで開催されるオリンピックの7人制ラグビー日本代表バックアップメンバーにも選出され、国際舞台での経験と貢献は多岐にわたる。

主な受賞歴

所属チームであるレッドハリケーンズ大阪がジャパンラグビーリーグワンのDIVISION 3で戦った2022-23シーズンにおいて、吉澤選手は目覚ましい活躍を見せた。その貢献が認められ、同シーズンのリーグワンMVP（DIVISION 3）と、プレーヤー・オブ・ザ・シーズン（DIVISION 3）という二つの栄誉ある賞を同時に受賞した。これは、リーグにおける彼の圧倒的なパフォーマンスとチームへの貢献度を示すものである。

関連人物

吉澤選手の学生時代のチームメイトには、正智深谷高校時代の同級生に高橋洋丞、森谷直貴がいる。また、立正大学時代の同級生には鶴谷知憲がいる。

現在と展望

現在、レッドハリケーンズ大阪の一員として、リーグワンでの戦いを続けている。長年の経験と7人制ラグビーで培われたスキルを活かし、チームの攻守両面において重要な役割を担っている。パリ五輪のバックアップメンバー選出は、彼のキャリアにおいて新たな節目となり、今後の更なる活躍が期待されている。

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