吉田 伸男 (よしだ のぶお)
プロフィール
来歴
吉田伸男は
千葉県船橋市で育ち、名門の開成高等学校を卒業後、上智大学の文学部に進学しました。大学時代には野球部に所属し、スポーツへの情熱を育みました。
1990年4月にフジテレビに
アナウンサーとして入社する際、同僚には後に著名になる
大坪千夏や松井みどりがいました。
在籍中は、数多くのバラエティ番組やスポーツ中継に出演し、特に競馬中継での活躍が目立ちましたが、
2015年8月31日にフジテレビを退社しました。退社後、父親が経営する東部重工業に入社し、取締役としてその経営に携わり、その後専務取締役、さらには
代表取締役社長に就任しました。しかし、
2017年に同社を退社し、それ以降フリー
アナウンサーとして活動を始めました。
現在は、日テレの「MAXキャスティング」や千葉ロッテマリーンズ関連の中継などを担当し、実況を行っています。特に千葉ロッテマリーンズのファンであり、地元の選手の活躍を自らの実況で支えてきました。
主な出演番組
吉田は多くのスポーツ中継やバラエティ番組に出演しています。代表的なものには次のようなものがあります:
- - Fun!BASEBALL!! (日テレNEWS24)
- - BS12プロ野球中継 (BS12 TwellV)
- - DAZNプロ野球中継 (実況)
また、
NHK BSのメジャーリーグ中継では、
2019年に初めて実況を行い、その活躍の場を広げています。
競馬中継における業績
競馬中継にも深く関与し、いくつかの重要なレースの実況を担当しました。
2012年からは
天皇賞(秋)の実況を担当し、その後は
皐月賞、
ジャパンカップなどのビッグレースも担当するようになりました。特に
2015年の
皐月賞では
ドゥラメンテの圧倒的な勝利を伝え、その瞬間の興奮を視聴者に届けました。
吉田は、競馬中継においても非常に重要な役割を果たし、彼の実況スタイルは多くの競馬ファンに支持されています。彼は2001年の
フェブラリーステークスで名実況を残し、以降も数々のビッグレースで実況を行い続けています。
野球の専門家として
吉田伸男は千葉ロッテマリーンズの熱心なファンであり、チームの移転後もシーズンシートを購入するほどの情熱を持っています。また、
2022年には千葉ロッテ対オリックス戦の実況を担当し、佐々木朗希選手の完全試合達成の瞬間に立ち会いました。これは日本のプロ野球において28年ぶりの快挙であり、その歴史的瞬間を実況したことは彼にとっても特別な経験となりました。
吉田伸男は、フリー
アナウンサーとしての豊富な経験を持ちながら、野球や競馬の専門家としての地位を確立し、多くのファンに親しまれる存在として活躍しています。