吉田輝星

吉田 輝星（よしだ こうせい）について

吉田輝星は、2001年1月12日に秋田県潟上市に生まれたプロ野球選手で、オリックス・バファローズに所属する右投げ・右打ちの投手です。彼は、小学校時代から野球に親しみ、中学校では軟式野球部に所属。さらに、秋田県立金足農業高等学校では、エース投手としての実績を積み上げました。

高校時代の活躍

吉田は高校3年時に県大会決勝で明桜高校を相手に完封勝利を収め、これにより秋田大会から夏の甲子園準決勝までの10試合で連続完投勝利を達成しました。甲子園では4試合で2桁奪三振を記録し、一部メディアで「金農旋風」と称される社会現象を起こしました。特に、104年ぶりの秋田県勢決勝進出は大きな話題となりましたが、決勝戦では強豪大阪桐蔭高校に敗れ、準優勝に終わりました。

この時、投じた881球は大会の記録に名を刻み、吉田の名は全国に知られることになりました。しかし、高校時代の激しい登板数に対する懸念もあり、投げすぎによる将来への影響を心配する声もありました。

プロ入りと日本ハム時代

2018年のドラフトで北海道日本ハムファイターズから1位指名を受けてプロ入り。プロ入り初年度の2019年は開幕を二軍で迎え、6月にプロ初登板を果たしました。初先発で勝利を収めたものの、その後は苦しいシーズンを送ることになりました。

2020年もコロナの影響でシーズンが短縮された中、好投を見せるも結果がついてこない時期も続きました。2021年にはストレートへのこだわりから改善を図り、イースタン・リーグで活躍するなど成長を見せましたが、一軍での結果は限られたものでした。

オリックスへの移籍

2023年、吉田はオリックス・バファローズへトレード移籍が決定しました。これにより新たな挑戦が始まります。オリックスでは、特に中継ぎとしての役割が期待され、早速の活躍が見込まれています。移籍後初勝利を記録するなど、新天地での活躍をする吉田の姿勢が注目されています。

投手としての特徴

吉田の魅力は、オーバースローから放たれる伸びのあるストレートです。高校時代には152km/hを記録し、変化球もスライダーやカーブ、スプリットと多様性があります。プロ入り後もそのスピードと技術でファンを魅了しています。

プライベートと人間性

吉田は「よしこー」という愛称で親しまれ、三代目J Soul Brothersから強い影響を受けています。試合前には同グループの曲を聴くことがルーティンとなっており、特にボーカルの今市隆二に対するファンとして知られています。また、彼は地元の先輩とのつながりも大切にしており、スポーツ用品店を訪れるなど、思い出を重視しています。

今後のプロ野球界において、吉田輝星のさらなる成長と活躍を期待したいです。

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