吉祥寺秋まつり

吉祥寺秋まつりとは

吉祥寺秋まつりは、東京都武蔵野市吉祥寺で毎年秋に開催される、地域を代表する祭りです。この祭りは、吉祥寺の氏神様である武蔵野八幡宮の例大祭に合わせて行われ、例年9月の第2土曜日と日曜日の2日間にわたって開催されます。

祭りの概要

祭りの最大の見どころは、勇壮な神輿の渡御です。吉祥寺の街中を、大小さまざまな神輿が練り歩き、その迫力に多くの観客が魅了されます。祭りに参加する神輿は、武蔵野八幡宮の宮神輿と、各町会が所有する神輿の2種類があります。宮神輿は、武蔵野八幡宮神輿保存会によって維持・管理されています。

両日とも、町会神輿渡御には、宮神輿に加え、各町会から10基の神輿が参加し、合計11基の神輿が街を練り歩きます。神輿の他にも、子供神輿や山車が登場し、縁日も開催されるため、大人から子供まで楽しめる祭りとなっています。また、武蔵野市の無形文化財である『むさしの囃子』の披露も見どころの一つです。

祭りの進行

1日目

祭りの1日目は、武蔵野八幡宮での動座祭から始まります。動座祭とは、神様が神輿に移る儀式のことです。その後、宮出しが行われ、各町会の神輿が順に商店街（サンロード、ダイヤ街など）を渡御します。宮神輿の前には、女性たちが華やかな手古舞を披露し、祭りを盛り上げます。

2日目

祭りの2日目には、午後3時に吉祥寺駅前の平和通りに神輿が集結し、「神輿連合渡御」が行われます。これは、複数の神輿が一堂に会して行われる迫力満点の渡御です。午後5時からは、武蔵野八幡宮にて神幸祭が執り行われ、祭りのフィナーレを飾る勇壮な宮入が行われます。宮入では、神輿が勢いよく神社に駆け込み、祭りの熱気が最高潮に達します。

後日

9月15日には、武蔵野八幡宮にて還座祭が行われます。これは、神様が神輿から元の場所に戻る儀式です。

町会神輿渡御

町会神輿渡御には、以下の10町会の神輿と、武蔵野八幡宮の神輿が参加します。各町会とも、神輿担ぎは町会規定の半纏の着用が義務付けられています。

祥南神輿
平和通り神輿
大正祭礼神輿
稲荷町神輿
井の頭通り神輿
サンロード神輿
吉南祭礼神輿
ダイヤ街神輿
五日市通り親交会神輿
中道通り神輿

注意事項

吉祥寺秋まつりは、9月の第2土曜日・日曜日に開催されるため、年度によっては台風などの荒天の影響で中止となる場合があります。過去には、2013年に両日とも中止となった例もあります。祭りは、月曜日が祝日であっても順延されることはありません。

参照文献

「第39回吉祥寺秋まつり」パンフレット
週刊きちじょうじ（1905号、2011年9月9日発行）
その他

関連情報

吉祥寺
武蔵境舞祭 - 武蔵境駅前で開催されるイベント
ジェイコム武蔵野三鷹 - 秋まつりの特集番組を放送

外部リンク

吉祥寺秋祭り　吉祥寺JP
武蔵野八幡宮神輿保存会 吉祥寺 『武蔵』

もう一度検索