吉野維一郎

吉野維一郎（よしの いいちろう）は、1969年6月27日生まれの日本の財務官僚です。

学歴と初期のキャリア

東京大学法学部を卒業後、1993年に大蔵省（現財務省）に入省しました。入省後は国際金融局に配属され、国際的な金融業務に携わります。1995年6月にはシカゴ大学へ留学し、公共政策学修士を取得しました。1997年7月に帰国後、主計局総務課調査主任に就任し、予算編成に関する業務に携わることとなります。

主計局での活躍

1998年7月には主計局総務課企画係長に昇進し、予算編成の企画立案業務を担いました。その後、2004年7月には下館税務署長に就任し、税務行政の現場を経験します。税務署長を経験後、主計局に戻り、主計官補佐として経済産業分野の予算を担当します。

管理職としてのキャリア

2008年7月には大臣官房秘書課長補佐（総括）となり、大臣官房の運営に携わるようになります。2009年7月からは大臣官房秘書課長補佐兼大臣官房秘書課調整室長として、より幅広い業務を担当しました。2011年7月には主計局総務課長補佐（企画担当）兼主計局総務課予算企画室長として、予算編成の中枢を担うことになります。2012年8月には大臣官房文書課広報室長に就任し、広報活動にも携わりました。

国税局での経験

2013年6月には東京国税局査察部長に就任し、国税査察の責任者として活躍しました。その後、内閣官房に出向し、内閣参事官として行政改革や国家公務員制度改革に関与します。2016年7月には主税局調査課長、2017年7月には主税局税制第三課長として、税制改正に深く関わることとなります。

主計局、大臣官房での要職

2018年7月には主計局主計官（厚生労働第一担当）となり、厚生労働分野の予算を担当します。2019年7月には大臣官房秘書課長に就任し、大臣官房の要職を歴任します。2022年12月には大臣官房参事官、大臣官房審議官、大臣官房秘書課長を兼任し、大臣官房の中核を担いました。

現在の役職

2023年7月には主計局次長（末席）兼大臣官房企画調整主幹（企画調整総括官）に就任し、予算編成の次席責任者として活躍しています。2024年7月には主計局次長（次席）兼大臣官房企画調整主幹（企画調整総括官）に昇進し、財務省の重要なポストを担っています。

まとめ

吉野維一郎は、大蔵省入省以来、主計局を中心に、税務、内閣官房と幅広い分野で要職を歴任してきた財務官僚です。その豊富な経験と卓越した能力で、日本の財政運営に大きく貢献しています。現在は主計局次長として、今後の活躍が期待される人物です。

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