同志社混声合唱団こまくさ

同志社混声合唱団こまくさ（どうししゃこんせいがっしょうだん こまくさ）は、同志社大学ならびに同志社女子大学の学生によって組織される、歴史ある混声合唱団です。

その歩みは1969年に「同志社おんちこおらすこまくさ」として始まった活動にさかのぼります。その後、1975年に現在の「同志社混声合唱団こまくさ」という名称に改め、今日まで活動を続けています。

この合唱団は、その規模において全国でも特筆すべき存在です。2016年時点でおよそ80名もの団員が所属しており、これは日本の大学合唱団の中でも有数の人数を誇ります。この大人数構成が、こまくさの音楽性に大きな影響を与えています。

年間の活動は多岐にわたりますが、主な柱となっているのは定期的な演奏会やイベントへの参加です。具体的には、毎年5月下旬に開催される京都合唱祭への参加、夏の時期に行われるジョイントコンサート（年によっては単独のサマーコンサート形式の場合もあります）、そして12月に行われる一年間の集大成ともいえる定期演奏会を中心に活動しています。これらのステージに向けて、団員たちは日々練習に励んでいます。

現在、こまくさは合唱指揮者の浅井敬壹先生および鈴木捺香子先生からの指導を受けています。先生方の指導のもと、団員たちは大人数であることの強みを最大限に活かした演奏を追求しています。それは、迫力あるダイナミズムと、細部まで磨き上げられた繊細な表現力を併せ持つ、聴く者の心に響く音楽です。

また、過去には輝かしい実績も残しています。特に印象的なのは、2001年と2002年に、当時の指揮者である高嶋昌二先生のタクトのもと、全日本合唱コンクールにおいて2年連続で金賞を受賞したことです。これは、合唱団の高い実力と、当時の熱意あふれる活動ぶりを証明する出来事であり、こまくさの歴史における重要な一ページとなっています。

このように、同志社混声合唱団こまくさは、長い歴史と大規模な組織を持ちながら、常に音楽性の向上を目指し、国内外で活躍する指揮者の指導を受けつつ、精力的に活動を続けている学生合唱団です。その演奏は、多くの聴衆に感動を与えています。

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