同志社香里中学校・高等学校

同志社香里中学校・高等学校の概要

同志社香里中学校・高等学校は、大阪府寝屋川市に位置する私立の教育機関です。この学校は大日本帝国陸軍第4師団の将校たちによって設立された大阪偕行社中学校が前身であり、戦後の1948年に新たに同志社系列校として設立されました。教育理念は「キリスト教主義」「自由主義」「国際主義」の三つの柱に基づき、良心に満ちた人物を育成することを目指しています。

毎年、同志社大学や同志社女子大学への進学率は約95%に達しており、中高大一貫の教育体制が整っています。また、2000年には高校が男女共学化され、以後は男女が共に学ぶ環境が構築されています。

沿革と年表

前身である大阪偕行社中学校は1940年に設立認可を受け、翌年には現在の校地に移転しました。1948年に新制の香里中学校と香里高等学校が設立され、1951年に同志社が香里学園を吸収して「同志社香里中学校」「同志社香里高等学校」と改称されました。以降、学校はさまざまな施設を拡充し、教育環境を整えてきました。

• - 1977年: 香真館（集会・礼拝堂）完成
• - 1985年: 讃光館（校長室・教員室等）と興文館（図書館など）完成
• - 1999年: 友愛館（中学校舎）完成
• - 2000年: 高等学校男女共学化
• - 2011年: 紫塩館（実験室・音楽室等）完成
• - 2012年: 尚志館（高校校舎）完成
• - 2018年: 教室に電子黒板付きのプロジェクター設置
• - 2021年: メディアセンター（図書館）完成

アクセスと学校の象徴

学校へのアクセスは、京阪本線香里園駅から徒歩約18分です。徽章は、アッシリア楔形文字「ムツウ」のデザインを反映しており、「知・徳・体の三位一体」または「調和をめざす同志社の教育理念」を象徴しています。スクールカラーはロイヤル・パープルと白の2色、校歌は同志社大学の「Doshisha College Song」を採用しています。

教育内容と特徴

同志社香里中学校・高等学校では、毎日短い礼拝を行い、キリスト教についての教育を行っています。授業は週6日制で、特に「聖書」についての授業も実施されており、国際社会での日本人育成を目的としています。2015年には「ビジネスマンが選ぶ『子どもに通わせたい学校』」特集で全国1位を獲得するなど、教育の質の高さが評価されています。

部活動

部活動も盛んに行われており、ダンス部は全国大会で数々の優勝歴があり、多くの学生が活躍しています。また、高校ラグビー部やレスリング部、マンドリン部、水泳部なども実績を残しており、様々な活動が学生の成長を促進しています。

著名な卒業生

同志社香里中学校・高等学校の出身者には、政治家や経済人、文化・芸術の分野で活躍する人々が多く、各界でその名を響かせています。卒業生が様々なフィールドで成功していることは、学校の教育方針の成果とも言えるでしょう。

このように、同志社香里中学校・高等学校は、歴史や教育理念、活動内容の多様性において、独自の存在感を持つ教育機関です。

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