名古屋市立大学医学部附属東部医療センター

名古屋市立大学医学部附属東部医療センター

名古屋市立大学医学部附属東部医療センターは、愛知県名古屋市千種区若水一丁目に所在する公立の大学病院です。この病院は、厚生労働省によりDPC特定病院群、愛知県の災害拠点病院、及びエイズ治療の拠点病院として指定されています。医院の歴史は非常に古く、1890年に遡ります。

沿革

病院の起源は1890年に愛知県から伝染病隔離病舎を引き継ぐことに始まります。その後、1901年には千種駅の東側に避病院として開設され、1905年には名古屋市伝染病院と改名されました。1918年には名古屋市立城東病院に名称変更され、1928年には増改築を経て収容能力が208人になりました。

1957年には現在の場所に移転し、名古屋市立東市民病院と改名。その後、2008年に名古屋市立東部医療センターが発足し、同時に守山市民病院も名古屋市立東部医療センター守山市民病院に名称を変更しました。2011年には更に名古屋市立東部医療センターへと改称され、2013年には守山市民病院が民間に譲渡されました。

2020年にはCOVID-19への対応として、旧病棟を転用し専用病棟を設けることが発表され、2021年には名古屋市立大学に移管され附属病院となりました。また同年には、高次ウイルス感染症センターが設置されました。2024年6月には再び厚生労働省のDPC特定病院群に指定される見込みです。

診療科目

この医療センターでは、多岐にわたる診療科が設置されており、地域の医療ニーズに応えるため努力しています。高い専門性をもった医療従事者が患者一人ひとりに向き合い、質の高い治療を提供しています。

事案

2021年には、急性心筋梗塞で入院していた患者の心電図モニターに故障が生じ、スタッフがその異常に気づかず死亡が確認される事故が発生しました。この件について、遺族が損害賠償を請求し、最終的には2022年に和解が成立しました。

交通アクセス

名古屋市立大学医学部附属東部医療センターへのアクセスは良好です。名古屋市営地下鉄の東山線と桜通線「今池駅」から徒歩約10分、または東山線「池下駅」から徒歩約13分です。市営バス「東部医療センター」バス停からはすぐアクセス可能です。いくつかのJRや地下鉄の駅からも運行しているため、地域の交通網の中でもアクセスしやすい位置にあります。

この医療センターは、地域の健康を支える重要な役割を果たしており、その医療技術やサービスの向上を常に目指しています。

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