名古屋市道山王線

名古屋市道山王線の概要

名古屋市道山王線（なごやしどうさんのうせん）は、名古屋市の中村区下広井町交差点から昭和区の山中交差点までを結ぶ主要な市道です。この道路は、名古屋市の交通インフラにおいて重要な役割を果たしています。

この道路の大部分は「山王通」という愛称で知られ、これは1984年（昭和59年）に名古屋市が道路の愛称を公募し制定した際に決定されました。また、下広井町交差点から山王駅東交差点間は「名駅通」としても知られています。これにより、都市計画や交通の重要性が反映された形になっています。

道路の特徴

名古屋市道山王線は国道や県道ではありませんが、全線にわたって片側2車線の設計となっており、交通量は比較的多くなっています。特に、東郊通2丁目交差点から山王橋交差点にかけては名古屋高速都心環状線の高架が通っており、交通の利便性を高めています。また、荒畑付近から山中交差点にかけては地下に名古屋市営地下鉄鶴舞線が通っており、より効率的な交通を実現しています。

さらに、この道路は愛知県公安委員会指定の道路に指定されており、交通誘導警備業務には1級または2級の検定合格者の配置が義務付けられています。これは安全な交通環境を維持するための重要な措置です。

名古屋市道山王線は南側を東西に貫いており、全体には細かい起伏が多いですが、昭和区の東端に位置する山中交差点付近では急な勾配があります。これにより利用者は、道路の変化を感じながら移動することができます。

接続する道路

名古屋市道山王線は非常に多くの道路と接続しており、以下のような重要な交差点があります：

• - 名駅通（下広井町交差点 - 山王駅東交差点）
• - 名古屋市道江川線（山王橋交差点）
• - 国道19号（伏見通）（古渡町交差点）
• - 名古屋高速都心環状線 東別院入口
• - 大津通（東別院交差点）
• - 前津通
• - 名古屋市道堀田高岳線（空港線）（東郊通2交差点）
• - 名古屋市道名古屋環状線（御器所通交差点）
• - 愛知県道30号関田名古屋線（川名交差点）
• - 国道153号（飯田街道）（山中交差点）

沿線の施設

この道路沿いには、交通施設や商業施設も多数あります。以下のような施設が存在しています：

• - 名鉄名古屋本線 山王駅
• - メーテレ（名古屋テレビ放送）
• - 名古屋市営地下鉄名城線 東別院駅
• - 名古屋市営地下鉄桜通線 御器所駅
• - 名古屋市営地下鉄鶴舞線 荒畑駅、御器所駅、川名駅
• - 昭和区役所
• - 愛知県警察 昭和警察署

別名

名古屋市道山王線は、地域によって「御器所通」や「広路通」とも呼ばれることがあります。これにより地元の人々の間での親しみが深まっています。

名古屋市道山王線は、都市交通の中心として名古屋の発展に寄与しており、これからもその重要性は増していくと考えられています。

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