名古屋港駅 (名古屋市営地下鉄)

名古屋港駅（なごやこうえき）

名古屋港駅は、愛知県名古屋市港区入船一丁目に所在する名古屋市営地下鉄名港線の終着駅です。駅番号はE07であり、アクセントカラーは青色です。駅の名称の英語表記としては「Nagoyako（Nagoya Port）」が使用されています。

歴史

名古屋港駅は1971年3月29日に開業し、当初は名古屋市営地下鉄2号線（名城線）の一部でしたが、2004年には名港線に改称されました。2020年には可動式ホーム柵が導入され、利用者の安全が確保されています。

駅構造

名古屋港駅は、島式1面2線の構成を持つ地下駅で、可動式ホーム柵を設置しています。改札口は南北に2箇所あり、出入り口は計3箇所設けられています。特徴的なのは、他の終着駅と異なり線路の終端には車止めがあり、引き上げ線が存在しない点です。また、この駅はかつての名古屋市電築港線「名古屋港」停留場のほぼ真下に位置しており、市電は地下鉄工事の障害となるため開業前に廃止されました。エレベーターは南改札口側に設けられていますが、北改札口側にはありません。駅の開業と同時にバスターミナルも併設され、名城線運転区の管轄下にあります。プラットフォームの壁には、ペンギンの可愛らしいイラストが描かれ、訪れる人々を楽しませています。

利用状況

2019年度のデータによれば、1日当たりの平均乗車人員は5,521人です。この数字は名港線の中で築地口駅に次いで少なく、駅の利用者数はそれほど多くありません。

駅周辺の施設

名古屋港駅はガーデン埠頭エリアに位置しており、周囲には様々な港湾関連施設や観光スポットがあります。しかし、住宅は少なく、主に観光客向けの施設が中心です。

• - 1番出入口

- 名古屋港ガーデン埠頭
- ガーデン埠頭臨港緑園
- 港警察署分庁舎（旧・名古屋水上警察署）
- 名古屋港管理組合本庁舎

• - 2番出入口

- 名古屋港湾会館
- 名古屋港バスターミナル
- ポートオブナゴヤ商店街

• - 3番出入口

- 名古屋港水族館
- 名古屋港ポートビル
- 南極観測船ふじ
- 名古屋海洋博物館
- ポートハウス
- JETTY
- 名古屋港シートレインランド
- 愛知県警察港警察署
- 名古屋港湾合同庁舎
- ポートオブナゴヤ商店街
- ギャラリー

バス路線

名古屋港バスターミナルは2番出入口に隣接しており、様々なバス路線がここから発着しています。特に名古屋港みなと祭りの際には、特別なルートが設定されていますが、最近では発着する路線が少なく、全体的に静かな状況となっています。また、2017年から2018年にかけては金城埠頭行きのシャトルバスが運行されていました。現在では主に名古屋市営バスや飛島公共交通バスが利用されています。

• - 名古屋市営バス

- 幹築地1系統：フェリーふ頭行き
- 名港11系統：鳴尾車庫行き
- 名港16系統：地下鉄鳴子北行き

• - 飛島公共交通バス

- 飛島埠頭方面行き

隣駅は名港線の築地口駅（E06）です。名古屋港駅は多彩な観光地へのアクセスを提供しつつ、静かな港街の雰囲気を保っている重要な交通拠点です。

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