向井美惠

向井美惠（むかい よしはる）について

向井美惠博士は、日本の歯科医師であり歯学者として知られています。1952年に誕生した彼女は、昭和大学で口腔衛生学の教授として活躍し、昭和大学口腔ケアセンターのセンター長も務めています。

経歴

向井氏は1973年に大阪歯科大学を卒業後、東京医科歯科大学で小児歯科学の助手としてキャリアをスタートさせました。その後、昭和大学小児歯科学教室にて助手、講師及び助教授を経て、1997年からは教授として後進の指導にあたっています。また、1989年には同大学より歯学博士の学位も取得しました。彼女の博士論文は「咀嚼運動時における口唇の動きに関する研究-ビデオ画像による運動解析-」という内容で、医療分野における重要な研究成果となっています。

著作

向井美惠氏は数多くの著作を手掛けてきました。その一部を以下に紹介します：

• - 『食べる機能の障害 その考え方とリハビリテーション』 （1987年）

この書籍は、摂食が困難な方々に対するリハビリテーションについて詳述しており、多くの専門家に支持されています。

• - 『食べる機能をうながす食事 摂食障害児のための献立，調理，介助』 （1994年）

摂食障害を持つ子どもたちに対して、実践的な食事の支援方法を提供する内容です。

• - 『障害者歯科ガイドブック』 （1999年）

障害者に対する歯科医療の専門的な知識をまとめたガイドブックで、広く利用されています。

• - 『摂食・嚥下障害ベストナーシング』（2010年）

摂食や嚥下に障害を持つ方々への看護の役立つ情報が網羅されています。

これらの著作は、医学や歯科の分野において欠かせない資料となっており、多くの専門家に影響を与えています。

所属団体

向井氏は数多くの学会及び団体に所属し、その活動を通じて歯科医学の進歩に寄与しています。具体的には、日本歯科医学会や日本障害者歯科学会の理事長を務めており、また、日本口腔衛生学会や日本摂食・嚥下リハビリテーション学会にも関与しています。さらに、彼女は国際的な団体であるInternational Association of Dentistry for the Handicappedにも名を連ねています。

まとめ

向井美惠博士の実績は、歯科医療の現場において非常に重要なものです。専門的な知識と豊富な経験を活かし、彼女は多くの患者やその家族に対して貢献を続けています。今後もその活動を通じて、さらに多くの人々の健康を支えることが期待されます。

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