向田町 (名古屋市)

向田町（むかいだちょう）

概要

向田町は、愛知県名古屋市中区に位置していた地名です。1911年（明治44年）に中区東古渡の一部から成立しましたが、1979年（昭和54年）に金山五丁目に編入され、その歴史に幕を閉じました。短い期間ではありましたが、名古屋市の歴史を語る上で重要な役割を担っていた地域です。

歴史

成立

1911年（明治44年）11月1日、中区東古渡の一部が分離し、向田町として正式に誕生しました。当時の名古屋市は、都市化が急速に進んでいた時期であり、向田町の成立もその流れの中で起きた出来事の一つです。

編入

向田町は、成立から約60年後の1974年（昭和49年）5月11日に一部が中区金山三丁目と平和二丁目に編入されました。この編入は、都市計画の変更や区画整理の一環として行われたと考えられます。その後、1979年（昭和54年）6月3日には、残りの全域が中区金山五丁目に編入され、向田町という地名は完全に消滅しました。

現在

向田町が存在した場所は、現在では金山五丁目の一部となっており、当時の面影を直接感じることはできません。しかし、地図や歴史資料にはその名が残り、過去の歴史を伝える貴重な情報源となっています。

参考資料

「角川日本地名大辞典」編纂委員会 編『角川日本地名大辞典 23 愛知県』: 角川書店, 1989年. ISBN 4-04-001230-5.
名古屋市計画局『なごやの町名』: 名古屋市計画局, 1992年3月31日.

関連事項

* 名古屋市の地名

この項目は、向田町に関する基本的な情報を提供することを目的としています。より詳細な情報については、参考文献や関連資料を参照してください。

もう一度検索