君津中央病院

国保直営総合病院君津中央病院

国保直営総合病院君津中央病院は、千葉県木更津市南部に位置する公立病院です。この病院は、千葉県の災害拠点病院であり、第3次救急医療機関として、救命救急センターを兼ねています。地域の医療ニーズに応えるため、構造的にも充実した施設を持ち、患者に対して高品質な医療を提供しています。

沿革

君津中央病院の歴史は1938年に始まり、初めて「愛の君津病院」として開院しました。1943年に「君津共同病院」、さらに1951年には「君津病院」と改称。1964年には地域の町村が連携して君津郡市中央病院組合を設立し、現在の名称に変更されました。1968年には現在の木更津市桜井に移転し新築され、その後も病院は成長を続け、2002年には新病院が竣工しました。

2003年には旧病院から完全に移転し、その後、病院は地方公営企業法の適用を受けて、組織を改正しました。さらに、2009年には県内2番目のドクターヘリを配備し、迅速な医療サービスを提供しています。2010年には新たな診療棟が完成し、2017年には最先端の手術支援ロボット「ダヴィンチ」を導入。2023年にはアメニティ棟が竣工し、多様なサービスを展開しています。

施設概要

君津中央病院の敷地面積は109,548平方メートル、建物の延床面積は51,524平方メートルです。建物は免震構造を採用し、地下1階、地上10階の構造を持っています。現在、病院の病床数は660床で、一般病床が636床、結核病床が18床、感染症病床が6床用意されています。

診療科と医療機関の指定

君津中央病院は、様々な診療科を整備し、保険や労災の医療機関としても指定されています。また、地域のニーズに応じて、自立支援医療機関や身体障害者福祉法指定医機関、がん治療連携拠点病院など、多くの医療機関の指定を受けています。これにより、近隣住民や患者に必要な医療サービスを一貫して提供しています。

ドクターヘリ

病院はもともと地域の医療の要として機能してきましたが、2009年にドクターヘリを導入したことで、より迅速かつ効率的な救急医療を提供しています。このヘリは最大4人が乗れる仕様で、迅速な移動が可能であり、県内外の医療機関と連携して災害時や緊急時に対応しています。

アクセス

君津中央病院は、国道127号線沿いに位置し、館山自動車道木更津南インターチェンジからも近く、自家用車でのアクセスが良好です。また、JR木更津駅からのアクセスも便利で、路線バスも利用でき、公共交通機関による来院も容易です。特に、木更津駅から出発するバス路線は多様で、病院へのアクセスに役立っています。

大佐和分院

また、病院には富津市に分院もあり、内科や小児科など多様な診療科が設けられています。この分院も地域医療に貢献しており、アクセスは内房線の大貫駅から徒歩で10分程度です。

今後も君津中央病院は、地域に密着した医療サービスの提供と、更なる発展を目指していくことでしょう。

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