吹上本町 (名古屋市)

吹上本町（ふきあげほんまち）は、愛知県名古屋市千種区に存在する地名です。

歴史

町名の由来

吹上本町という地名は、かつてこの地にあった古井村の字名である「吹上」に由来します。「吹上」という名称は、この地域が文字通り風が吹き上がりやすい地形であったことにちなんで名付けられたと考えられています。

沿革

1936年（昭和11年）10月1日：東区千種町の一部が分離し、新たに東区吹上本町として成立しました。
1937年（昭和12年）10月1日：千種区が新設されるのに伴い、吹上本町は千種区に編入され、千種区吹上本町となりました。
1979年（昭和54年）5月5日：区画整理により、道路部分を除いた吹上本町の大部分が、吹上一丁目、吹上二丁目、千種一丁目、千種二丁目、千種三丁目にそれぞれ編入されました。これにより、吹上本町という地名が残る範囲は大幅に縮小されました。

参考文献

「角川日本地名大辞典」編纂委員会 編『角川日本地名大辞典 23 愛知県』角川書店、1989年3月8日。ISBN 4-04-001230-5。
名古屋市計画局『なごやの町名』名古屋市計画局、1992年3月31日。全国書誌番号:93012879。

関連項目

名古屋市の地名

吹上本町は、その歴史の中で区の変遷や区画整理を経験し、現在の形となりました。地名はその土地の歴史や地理的特徴を反映するものであり、吹上本町という名前もまた、この地の歴史を今に伝えるものと言えるでしょう。

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