呉羽郵便局

呉羽郵便局について

呉羽郵便局（くれはゆうびんきょく）は、富山県富山市にある郵便局で、長い歴史を持つ施設です。民営化以前は集配普通郵便局に分類されましたが、現在は集配機能を廃止し、単独での運営を行っています。

概要

呉羽郵便局は、その歴史の中で何度かの再編成を経てきました。民営化直前の集配業務の見直しでは、他の集配普通郵便局が統括センターに統合される中で、呉羽郵便局は配達センターとして位置づけられました。その結果、民営化後も郵便事業株式会社の支店は併設されず、集配センターが併設される形となりました。しかし、2011年9月20日に呉羽集配センターが廃止され、その際には新設された郵便事業富山西支店が郵便番号の継承を受けました。これによって、現在の呉羽郵便局は単独店舗としての運営を行っています。

沿革

呉羽郵便局は1918年に三等郵便局として開局し、郵便物や貯金、為替の取り扱いを始めました。1936年には電話や電信業務が開始され、その後も徐々に業務を拡大していきます。1941年には等級制が廃止され、1955年には電話交換業務が他の局に移管されました。1976年には電報配達業務が富山電報電話局に引き継がれ、その後1981年に局種別が普通郵便局に改定されました。

1990年には局舎が富山市呉羽町から茶屋町に移転し、新たな業務として1998年から外国通貨の両替や旅行小切手の売買が開始されました。2007年には民営化が進み、呉羽集配センターの一部業務が富山南支店に移管されましたが、2011年には集配センターが廃止されることとなり、現在の単独店舗の形になりました。2012年には日本郵便株式会社が設立され、今日に至ります。

取扱内容

呉羽郵便局では、郵便、印紙、ゆうパック、内容証明のほか、貯金、為替、振替、振込、国際送金、外貨両替、国債、投資信託などの金融商品も取り扱っています。加えて、生命保険やバイク自賠責保険の業務も行っており、便利なゆうちょ銀行ATMも設置されています。

周辺環境

郵便局の周りには富山県立図書館や富山市民俗民芸村、呉羽山、呉羽山温泉などの名所があります。これらの施設は地域の文化的な魅力を引き立てています。

アクセス

呉羽郵便局へのアクセスは、あいの風とやま鉄道線の呉羽駅から南東へ約1.8km、徒歩約21分となっています。また、富山地方鉄道バスの「追分口」停留所や呉羽いきいきバスの「カーマ・ハイトマト・郵便局」停留所からもアクセス可能です。さらに、北陸自動車道の富山西ICからは約6km、富山県道44号富山高岡線の沿いに位置しており、駐車場も設けられています。駐車可能台数は9台です。

呉羽郵便局はその便利な立地と多様なサービスにより、地域の重要な拠点として機能し続けています。

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