味美駅 (名鉄)

味美駅（あじよしえき）

愛知県春日井市西本町にある名鉄小牧線の駅、味美駅（駅番号: KM11）は、地域住民の重要な交通手段として長い歴史を持っています。

歴史

味美駅は1931年の2月11日に開業し、同年内に初代駅舎が完成しました。1980年の4月14日には2代目駅舎が竣工し、新たに駅業務が開始されました。さらに、同年5月29日には総合駅舎が完成しました。

2011年にICカード乗車券「manaca」の供用が始まり、2012年にはトランパスの供用が終了しました。そして2020年には現代的な3代目駅舎が新たに設置され、これに伴い島式ホームと跨線橋の使用が停止されて、2面2線の相対式ホームに変更されました。

駅構造

味美駅は相対式ホームのある地上駅で、各ホームには犬山方向に改札口があります。自動券売機では現金によるmanaca定期乗車券の購入が可能で、自動精算機も設置されています。ただし、改札内にはホーム間の通路がないため、あらかじめ乗り場案内を確認してから進む必要があります。

以前は改札口が西側にのみ設置されており、駅舎は高い位置にあり階段でアクセスしました。駅舎とホームは跨線橋で繋がっていましたが、2020年以降の改修でエレベーターは新設されず、トイレは改札内に位置しています。

また、春日井駅の方に側線があり、この側線は通常使われていないものの、2番線から小牧方面への折り返しも可能となっています。

利用状況

2013年度のデータによると、味美駅の1日平均乗降人員は4,255人で、名古屋鉄道の全駅中102位、小牧線の14駅中で4位を記録しています。また1992年度のデータでは2,327人で、同じく名鉄全駅中160位、小牧線内では8位でした。特に、2003年に上飯田連絡線が開通してからは、利用者が顕著に増加しています。

駅周辺の施設

駅周辺には、春日井市立の知多中学校や味美中学校、小学校、郵便局などの教育機関や公共機関が存在しています。また、県営名古屋空港（小牧空港）までの距離は約3.6kmで、アクセスも良好です。地元のスーパーであるヤマナカ味美店や、近くにはいくつかの銀行や信用金庫があります。さらに、春日井警察署の味美交番も近隣に位置しているため、安全面も考慮されています。

交通アクセス

味美駅前にはかすがいシティバスのバス停があり、駅南方には名古屋空港方面のバス停も設けられています。また、名古屋市営バスの便も充実しており、地域の交通網が整備されています。

隣接する駅

名古屋鉄道小牧線では、隣の駅は味鋺駅（KM12）で、その次に春日井駅（KM10）があります。より多くの選択肢が提供されており、地域住民や通勤・通学など多岐にわたって利用されています。

このように、味美駅はその交通利便性や周辺の恩恵を受け住民にとってなくてはならない存在であり、今後の発展にも期待が寄せられています。

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