和歌山県道218号平瀬上三栖線

和歌山県道218号平瀬上三栖線

和歌山県道218号平瀬上三栖線（愚録: わかやまけんどう218ごう ひらせかみみすせん）は、和歌山県田辺市を走る一般県道です。この道路は田辺市の平瀬地区から上三栖地区に至る区間を通じて、人々の生活や地域の交通を支えています。

概要

この県道は、旧中辺路町真砂の清姫交点から旧大塔村平瀬までの区間が国道311号および国道371号と重複しています。そのため、事実上の本道路は清姫交点から旧田辺市上三栖までの区間となっています。かつてこの道は田辺から熊野本宮大社へ至る主要な交通路の一部であったものの、徐々に国道311号が整備されていく中で、その地位を失い、現在では主に地元住民の生活道路として重宝されています。

特に、旧中辺路町西谷の福厳寺先から旧田辺市上野にかけての区間は道幅が狭く、現在は軽自動車以下の車両でなければ通行することが難しい状態です。このため、地域住民からはこの区間のバイパス道路建設の要望が長年にわたり寄せられており、2019年にはトンネル工事が着工され、現在も工事が続いています。

路線データ

• - 起点: 和歌山県田辺市平瀬（国道371号上、和歌山県道217号近露平瀬線終点）
• - 終点: 和歌山県田辺市上三栖（和歌山県道216号温川田辺線交点）
• - 実延長: 14.367 km

路線状況

平瀬上三栖線は、旧中辺路町真砂の国道311号清姫交点から西谷の福厳寺先までは道幅が広く、また旧田辺市の中三栖から上野までは広い道の田辺市道（南紀広域農道）が通っています。そのため、福厳寺先と上野の間に存在する槇山トンネルを掘削することでバイパス道路の整備が計画されており、旧中辺路町および旧本宮町から田辺市中心部や紀南病院へのアクセスが改善されるよう努められています。2005年の市町村合併の際にもこのバイパス道路に関する要望があったことから、根強い期待が寄せられています。

重複区間

この道路には国道371号と国道311号との重複区間があります。具体的には、田辺市平瀬から田辺市中辺路町栗栖川の栗栖川交差点まで、及び田辺市中辺路町栗栖川交差点から田辺市中辺路町真砂までとなります。

道路施設

県道218号沿いには、以下のような橋梁やトンネルがあります。

• - 橋梁:

- 下谷3号橋（石船川上、国道371号重複区間内）
- 下谷2号橋（石船川上、国道371号重複区間内）
- 下谷1号橋（石船川上、国道371号重複区間内）
- 滝尻王子橋（富田川上、国道311号重複区間内）

• - トンネル:

- 下谷トンネル: 延長23 m、2000年に完成、国道371号重複区間内に位置しています。

地理

この県道が通過する自治体は、和歌山県の田辺市と西牟婁郡上富田町です。

脚注

この情報は、県道218号に関する基本的なデータや特徴をまとめたものであり、道路の改良プロジェクトや沿線の情報は地域の発展に寄与する重要な要素です。

もう一度検索