和歌山県道43号那智勝浦古座川線

和歌山県道43号那智勝浦古座川線

和歌山県道43号那智勝浦古座川線は、和歌山県東牟婁郡の那智勝浦町から古座川町に至る主要な地方道で、県内の主要県道の一つとして重要な役割を担っています。この道路は、その陸上距離が最も長く、全長は58.281kmに及びます。

概要

この道は、東牟婁郡の那智勝浦町の浜ノ宮を起点として、古座川町の川口を終点とし、その沿線では美しい自然景観が広がっています。山間部へと進むにつれて、道は小川や古座川の支流に沿った形で設置されており、特に狭い区間が多い点には注意が必要です。

坂足地区では特に幅員が1.7mと狭い箇所があり、落石や陥没の危険が存在します。また、苔が生えている部分やガードレールのない区間もあるため、運転には注意が求められます。これらの条件から、特に初心者や不慣れなドライバーには難易度が高い道かもしれません。

最近では、古座川町の川口付近から滝の拝までの間に新たに開通したトンネルにより、片側1車線の走行しやすい区間が整備されました。これにより交通の便が向上し、特に小森川地区まで中型トラックも通行できるようになっています。

路線データ

• - 実延長: 58.281 km
• - 起点: 和歌山県東牟婁郡那智勝浦町大字浜ノ宮（那智駅前交差点＝国道42号）
• - 終点: 和歌山県東牟婁郡古座川町川口（和歌山県道38号すさみ古座線）

歴史

和歌山県道43号の沿革は、1964年に建設省が主要地方道本宮古座川線として指定したことに始まります。1965年には和歌山県が主要県道として認定し、1982年には那智勝浦古座川線と那智勝浦本宮線に分割されました。さらにその後、1993年には再び主要地方道として指定を受け、1994年には現在の県道番号43に変更されました。そして、2015年には中崎トンネルが開通し、道路の利便性が一層向上しました。

路線状況

この道路の重複区間には、和歌山県道46号那智山勝浦線や和歌山県道45号那智勝浦本宮線があり、これらと交差しながら多くの地域と結びついています。また、道の駅「瀧之拝太郎」が古座川町に位置していて、観光や休憩スポットとして利用されています。

地理

通行する自治体は、那智勝浦町と古座川町の2つです。主要な交差点としては、国道42号や他の県道との合流点があり、地域内の交通の要所となっています。

このように、和歌山県道43号那智勝浦古座川線は、長大な距離を持ち、自然との調和を保ちながら地域の交通を支える重要な道路であることがわかります。運転する際はその特性を理解し、安楽で安全な旅を楽しんでほしいものです。

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