和歌山県道45号那智勝浦本宮線

和歌山県道45号那智勝浦本宮線について

概要

和歌山県道45号那智勝浦本宮線は、和歌山県東牟婁郡那智勝浦町から田辺市にかけて延びる主要地方道です。そのルートは主に山間部を通り、太田川の流れに沿っています。この道は、観光地である那智勝浦とその周辺地域を結ぶ重要な交通路として機能しています。

この道路は、太田川に沿って設置されており、部分的に片側2車線未満の狭い部分があるため、特に狭隘区間では注意が必要です。また、那智勝浦町の円満地地区までの区間は片側1車線で整備されていますが、そこから先は集落が散在する茶産地の色川地区を経て、ガードレールが設置されていない狭隘路となります。

路線データ

• - 実延長: 49.392km
• - 起点: 東牟婁郡那智勝浦町大字八尺鏡野（八尺鏡野交差点で国道42号と接続）
• - 終点: 田辺市本宮町請川（国道168号および国道311号と接続）

歴史

この県道は1982年（昭和57年）に建設省（現在の国土交通省）によって主要地方道に指定され、その後1983年に和歌山県によって主要県道として正式に認定されました。1994年には県道番号が変更され、現在は県道45号として知られています。

路線状況

重複区間

主要地方道として、和歌山県道43号那智勝浦古座川線や和歌山県道241号静川請川線との重複区間が存在します。

トンネル

路線内には西中野川トンネルがあり、トンネルの長さは269.5mです。このトンネルは山間部の通行をよりスムーズにするための重要な構造物です。

地理

この道路が通過する自治体には、東牟婁郡那智勝浦町と田辺市が含まれます。起点である那智勝浦町には、国道42号や和歌山県道239号太地港下里線と接続しています。また、那智勝浦町内ではいくつかの県道とも交差しており、地域内の移動が便利です。

未供用区間

現在、田辺市本宮町耳打にある和歌山県道241号静川請川線の一部区間や、終了地点である国道168号・国道311号の交差点には未供用の区間が存在します。

様々な自然環境に恵まれたこの県道45号那智勝浦本宮線は、地域の魅力を引き出す大切な道であり、多くのドライバーや観光客に利用されています。

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