咸徳柱

咸 徳柱（ハム・ドクチュ）

基本情報

咸徳柱（ハム・ドクチュ、韓国語：함덕주）は、1990年1月13日に韓国の江原道で生まれたプロ野球選手です。主に投手として戦い、韓国プロ野球の中で数々の成功を収めてきました。

経歴

斗山時代

彼のプロ野球キャリアは、2013年に韓国プロ野球新人ドラフトで斗山べアーズから指名を受けたことから始まりました。初めて一軍に登録されたのは同年の7月6日で、その際には救援投手としてプロデビューを果たしましたが、デビュー戦では1失点という結果になりました。

2014年以降は、チームは左腕の中継ぎが不足していたため、彼は李顕鎬選手と共にブルペンの重要なピースとなりました。2015年はレギュラーシーズンで7勝2敗、2セーブ、16ホールドという成績を収め、平均自責点は3点台という安定した投球を見せました。しかしポストシーズンでは、NCダイノスや三星ライオンズとの対戦で苦い経験も多く、期待に応えられなかった試合もありました。

2018年の飛躍

2018年には、右の中継ぎ投手の不振によりクローザーとしてのチャンスを得ます。この年、彼はチーム内で左腕投手としての最多セーブを記録し、アジア競技大会では韓国代表として金メダル獲得に貢献し、兵役免除の特典も受けました。

さらなる出場

2019年はクローザーとして開幕を迎えましたが、セーブ失敗や不安定な投球が続き、二軍に降格。しかし、再昇格後には中継ぎとしての役割も果たし、最終的には61試合登板で16セーブ、7ホールドを記録して斗山のリーグ優勝にも貢献しました。また、同年にはWBSCプレミア12にも出場。しかし、この大会ではオープニングラウンドでの登板の機会が限られ、結果も1失点とさほど印象的ではありませんでした。

LG時代の移籍

2021年3月25日、咸徳柱選手はLGツインズにトレードによって移籍しました。2024年のシーズン終了後には初のFAとなり、再契約を果たしました。

プレースタイル

咸徳柱選手の投球スタイルはストレート、スライダー、カーブ、チェンジアップを駆使して相手打者を打たせるというスタイルです。入団当初は大きく揺れるスライダーが高く評価されましたが、近年では急激な落差が特徴のチェンジアップが特に評価されています。しかし、変化球が不調の時には打たれることもありますが、シーズン中に奪三振数が投球回数を上回ることも多いので、三振を奪う能力にも優れています。

詳細情報

年度別投手成績

• - 2024年度シーズン終了時

背番号

• - 48 （2013年）
• - 61 （2014年 - 2017年）
• - 1 （2018年 - 2021年3月）
• - 53 （2021年3月 - 7月）
• - 11 （2021年7月 - ）

咸徳柱選手はその独特のスタイルと投球能力で、今後も韓国プロ野球界で注目される選手の一人です。

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