品川バスターミナル

品川バスターミナルについて

品川バスターミナルは、東京都港区高輪4丁目に位置する高速バス専用ターミナルです。2020年9月30日に新しい場所に移転し、現在のターミナルが設置されています。旧ターミナルは、品川駅の高輪口から北へ400メートルほど離れた国道15号線（第一京浜）の側にあり、主に京浜急行バスと共同運行する事業者が利用していました。

新バスターミナルの内容

新しい品川バスターミナルは、品川駅の高輪口から歩いて3〜4分の距離にあります。国道15号線を渡り、第一京浜沿いに進むと、京急第11ビルの前に位置しています。新しいターミナルには、乗車券の窓口やトイレ、待合所などの施設はなく、効率的に移動できる環境を整えています。なお、京急第11ビル内には京急ストア高輪店が営業しています。

新型コロナウイルスの影響

移転時期が新型コロナウイルス感染症の流行と重なったため、特に夜行高速バスの運休が相次ぎました。新バスターミナルが開設された当初は、全ての発着路線が運休していました。具体的には、ビーム・1やキャメル号、ノクターン号、エディ号などの路線が運休し、その後の運行再開や路線変更が行われました。

移転後、京浜急行バスは夜行高速バスから事実上の撤退をすることとなり、共同運行を行っていた他のバス事業者も品川発着の路線を停止しました。結果として、ターミナル自体は繁華な場所に位置しながらも、バスが乗り入れない状況となりました。

タクシー乗り場としての利用

品川駅高輪口周辺の再開発が進められているため、タクシー乗り場の利用が制限されます。そのため、2024年2月1日から2027年まで、新バスターミナルをタクシー乗り場として活用することが決定されました。

旧バスターミナルの概要

旧品川バスターミナルは、1989年に開設されました。国道15号線沿いの京浜急行電鉄の自社用地内に位置し、利便性を大切にしていました。二階建ての建物には待合室やシャワールームも完備されており、バスの待機スペースは建物とJR線の間に設置されていました。新バスターミナルからは、徒歩3分の距離に高輪ゲートウェイ駅が開業し、アクセスも向上しました。

バス路線の現状

現在の品川バスターミナルでは、高速バス路線が再整備される模様ですが、多くの路線が運休している状態です。例えば、シルフィード号やエディ号などの路線も運行が休止されています。さらに、京浜急行バスの運行撤退によって、他の関連路線も影響を受けています。

今後、品川バスターミナルと高輪口周辺の発展が期待されますが、今は一時的な変化の過程にあると言えるでしょう。

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