唐登傑

唐登傑（とう とうけつ）

唐登傑（1964年6月 - ）は、中華人民共和国の官僚、政治家です。上海市出身で、現在は中華人民共和国民政部部長を務めています。以前は中華人民共和国国家発展改革委員会常務副主任兼党組副書記、福建省党委副書記、省長を歴任しました。

経歴

1964年6月、上海市で生まれました。1986年7月に同済大学機械工程系工程機械学科を卒業後、上汽大衆汽車有限公司に入局し、生産企画部技術変更員、生産統制股股長、工業工程科経理、企画発展部副経理を歴任しました。1995年6月から1997年11月まで、上海ダイバーステアリングマシン株式会社の社長を務めました。

1997年11月、上海汽車集団股份有限公司副総裁に就任し、2001年2月には同公司の総裁、党委書記に昇格しました。2001年10月、上海市工業工作党委員会副書記、同市経済委員会主任に就任しました。2003年2月には上海市第11期人民代表大会第1回会議で上海市副市長に選出されました。

2011年4月、北京市に移り、中国南方工業集団董事、総経理、党組副書記に就任しました。2013年1月には董事長、党組書記に昇格しました。

2017年5月、中国共産党中央委員会は唐登傑を中華人民共和国工業情報化部副部長、党組副書記、中国国家航天局局長、国家原子能機構主任、国家国防科技工業局局長、党組書記に任命しました。同年10月、第19回党大会で党中央候補委員に選出されました。

2017年12月、党務に転じて福建省に赴任し、福建省党委員会副書記に就任しました。2018年1月2日、第12期福建省人民代表大会常務委員会第33回会議で、于偉国省長の辞任届を受理し、唐登傑を副省長兼省長代行に任命することを決定しました。2018年1月31日、福建省第13期人民代表大会第1回会議で省長代行の唐登傑が省長に選出されました。

2020年7月2日、中央に移り、中華人民共和国国家発展改革委員会常務副主任、党組副書記（正部級）に就任しました。

2022年2月28日、李紀恒の後任として、中華人民共和国民政部部長に任命され、現在に至ります。

唐登傑は、技術者から政治家へと転身し、上海市、中国南方工業集団、そして福建省といった様々な地域や組織で重要な役職を歴任してきた人物です。その幅広い経験とリーダーシップは、現在の民政部部長としての職務においても活かされていると考えられます。

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