善光寺七福神

善光寺七福神とは

善光寺七福神は、長野県長野市にある7つの寺社に祀られている七福神を巡る札所です。それぞれの寺社で異なる七福神が祀られており、巡礼することで福を招くとされています。

七福神一覧

かるかや山西光寺（寿老人）: 長寿の神様である寿老人が祀られています。
南県町大国主神社（大黒天）: 商売繁盛の神様である大黒天が祀られています。
西後町秋葉神社（福禄寿）: 幸福、財産、長寿の神様である福禄寿が祀られています。
往生院（弁才天）: 学問、芸術の神様である弁才天が祀られています。
THE FUJIYA GOHONJIN（布袋尊）: 広い心と円満な人格の神様である布袋尊が祀られています。
西宮神社（恵比寿）: 商売繁盛、漁業の神様である恵比寿が祀られています。
善光寺世尊院釈迦堂（毘沙門天）: 勇気、勝利の神様である毘沙門天が祀られています。

善光寺七福神の成り立ち

善光寺七福神は、長野郷土史研究会会長の小林計一郎氏が、郷土史研究に基づき1993年に制定しました。かつて多くの参拝者で賑わった北国街道の中央通りが寂れてしまったことを憂い、長野駅から善光寺まで歩いて巡礼してほしいという願いが込められています。

当初、寺社による七福神の会などが立ち上げられましたが、あまり注目されませんでした。そこで、長野郷土史研究会は2002年に姉妹団体である「歴史の町長野を紡ぐ会」を設立し、観光客に向けてガイドを実施。10年にわたる普及活動の結果、「善光寺七福神めぐり」は広く知られるようになりました。
現在では、長野市ガイド協会も案内を行っており、多くの観光客が七福神巡りを楽しんでいます。

善光寺七福神巡りの魅力

善光寺七福神巡りは、単なる寺社巡りではなく、長野の歴史や文化に触れることができる旅でもあります。各寺社はそれぞれ異なる個性を持っており、歴史的な建造物や美しい庭園など、見どころも満載です。また、七福神巡りを通して、長野の豊かな自然や美味しい食も堪能できるでしょう。

関連情報

七福神: 日本で信仰されている七つの福徳を司る神様の総称。
善光寺: 長野市にある古刹で、無宗派の寺院として全国的に有名。
長野郷土史研究会: 長野県の歴史や文化を研究する団体。

参考文献

大法輪閣編集部編　『全国霊場巡拝事典（改訂新版）』　大法輪閣、2005年、509頁。
『長野』第310号（長野郷土史研究会、2018年、６頁）

外部リンク

善光寺七福神めぐり - 長野市ガイド協会
【モデルコース】善光寺七福神めぐり - 信州観光net

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