四ツ橋入口

四ツ橋入口（よつばしいりぐち）

四ツ橋入口は、大阪府大阪市中央区に所在する阪神高速道路1号環状線のインターチェンジです。このインターチェンジは入口専用のハーフインターチェンジであり、阪神高速の北行き一方通行である1号環状線に進入するためにのみ利用されます。

構造と本線への合流

ランプウェイは阪神高速1号環状線の最も左側の車線に合流する構造となっています。この合流地点の特筆すべき点は、本線への合流後、わずか300メートルほどで西船場ジャンクション（JCT）に至るという点です。特に、西船場JCTで13号東大阪線方面へ向かう場合は細心の注意が必要です。東大阪線への分岐路は環状線の右端の車線に接続しているため、四ツ橋入口から左端で合流した車両は、わずかな区間で4車線ある環状線を横断し、右端まで車線変更を行う必要が生じます。この短距離での複数車線変更は事故の原因ともなり得るため、十分な注意と事前の準備が求められます。

名称と位置の由来

「四ツ橋入口」という名称ですが、実際にこの入口が設置されているのは、一般的に「四つ橋」と総称される4つの橋のうち、西横堀川（現在は埋め立てられ阪神高速1号環状線の北行き本線となっている）にかかっていた橋の跡の近くです。具体的には、下繋橋跡（鰻谷北通）の一つ下流側にあった御池橋跡（大宝寺通）の北西側のたもとに位置しています。また、御池橋跡からさらに一つ下流側の橋であった清水橋跡（周防町通）の北西側のたもとからも、四ツ橋入口へ向かうための北進する進入路が設けられています。

沿革

この入口は、1964年6月28日に供用を開始しました。ただし、供用開始当初は出口として運用されていました。その後、1965年12月12日に入口へと運用が変更されました。名称の表記についても、当初は「四つ橋」とひらがな表記でしたが、後に現在の「四ツ橋」というカタカナ表記に変更されました。この表記変更がいつ行われたのか、正確な時期は判明していません。

アクセス可能な道路

四ツ橋入口へは、主に以下の道路からアクセスが可能です。

四つ橋筋：北行き一方通行の四つ橋筋からは、四ツ橋ランプ西交差点が右折禁止となっているため、その一つ北側の信号交差点（大型車両は右折禁止）を利用するか、一つ南側の信号交差点を右折する必要があります。案内標識は、一つ南側の信号交差点を経由するルートを推奨しています。
御堂筋：南行き一方通行の御堂筋からは、鰻谷南通と大宝寺通がともに東行き一方通行であるため、複雑な経路を経由する必要があります。鰻谷北通との交差点で右折するか、御堂筋清水町交差点で右折後、横堀筋との交差点で左折、あるいは御堂筋周防町交差点で右折し、清水橋跡の東詰にあたるアメリカ村三角公園の信号交差点を目指すルートなどがあります。案内標識は、御堂筋周防町交差点を経由するルートが推奨されています。
長堀通：長堀通からも四ツ橋入口へアクセスすることは可能ですが、案内標識は東行き・西行きともに、一つ北側に位置する信濃橋入口へ誘導しています。

周辺施設

四ツ橋入口周辺には、以下のような主要な施設やエリアがあります。

四ツ橋駅
アメリカ村
ホテル日航大阪
心斎橋駅
大丸心斎橋店
心斎橋筋商店街
堀江

隣接する構造物

阪神高速1号環状線において、四ツ橋入口の近傍には以下の構造物が位置しています。

(1-01) 湊町出入口 → (1-02) 四ツ橋入口 → 西船場JCT → (1-03) 信濃橋出入口

関連項目

日本のインターチェンジ一覧
大阪市内の筋・通一覧

外部リンク

* 阪神高速道路株式会社

（情報は2023年現在のものです）

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