四元町

四元町（よつもとちょう）

鹿児島県鹿児島市に位置する四元町は、旧松元町の一部であり、2004年の合併によって誕生した町です。ここでは、その地理、歴史、人口、施設、交通について詳しく解説します。

地理

四元町は、鹿児島市の西部に位置し、谷口川の上流域に広がっています。北は上谷口町、南は平田町と春山町、西は直木町、東は春山町と隣接しています。町の中央を南北に鹿児島県道291号松元川辺線が走り、東西には日置広域農道が交差しています。

歴史

四元町は、平成の大合併の際に、旧松元町が鹿児島市に編入されたことで誕生しました。合併前の松元町大字直木および上谷口の一部が統合され、新たに「四元」という大字が設置されました。その後、2004年11月1日に松元町が他の町村と共に鹿児島市に編入された際、大字四元は廃止され、その全域が「四元町」として新たに設置されました。この過程で、合併協議会における地域住民の意向が尊重され、町の名称が決定されました。

字域の変遷

四元町の区域は、旧松元町の大字直木と上谷口の一部が統合されたものです。具体的には、直木のうち字松ヶ谷、名付、ヲサシキなど多くの地域と、上谷口のうち別新原、頭ナシ迫などの地域が組み合わさっています。これらの地域が、四元町という新たな町を構成しています。

人口

2020年4月1日現在、四元町の人口は299人、世帯数は162世帯です。国勢調査に基づく小地域集計によると、人口は変動していますが、近年は比較的安定しています。

施設

公共

四元町には、住民の交流の場として四元集会施設があります。地域活動やイベントなどに活用されています。

寺社

町内には、地域住民に信仰されている聖神社があります。歴史的な背景を持つ神社として、地域の人々に大切にされています。

小・中学校の学区

四元町の子どもたちは、鹿児島市立の小中学校に通学します。詳細な学区については、市町村の教育委員会にお問い合わせください。

交通

道路

四元町内には、主要な道路として以下のものがあります。

一般県道: 鹿児島県道291号松元川辺線
広域農道: 日置広域農道

これらの道路は、地域住民の移動手段として重要な役割を果たしています。

バス

鹿児島市コミュニティバス（あいばす）が運行しており、地域住民の足となっています。

月・水・金運行: 四元交差点
火・木・土運行: 四元交差点 - 四元公民館前 - 篠原堀 - 別心原

これらのバス路線は、日常生活において欠かせない移動手段となっています。

まとめ

四元町は、豊かな自然に囲まれ、静かな環境が魅力の町です。合併によって誕生した新しい町でありながら、地域コミュニティがしっかりと根付いています。交通の便も良く、生活しやすい環境が整っています。

参考文献

* 松元町企画振興課『松元町閉町記念誌』松元町、2004年。

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