四日市市自主運行バス

四日市市自主運行バスについて

四日市市自主運行バスは、三重県の四日市市で運行される地域に密着したコミュニティバスです。このバスは三重交通および三岐鉄道に委託されており、市民の日常の移動手段として重要な役割を果たしています。

運賃体系

このバスの運賃は路線によって異なります。特に山城富洲原線と呼ばれる路線では、特殊な「区間制」を採用しています。この区間制では、大人の運賃は距離ではなく、通過する区間の数に基づいて設定されています。2023年4月時点での運賃は、以下の通りです。

• - 1区：180円
• - 2区：230円
• - 3区：340円

回数券は自主運行バス専用のものは存在しませんが、三岐バスの回数券を利用できます。この回数券は11枚綴りで10枚分の料金となっています。また、定期券も設定されており、特定の区間に対して販売されています。

神前高角線および高花平磯津線では、三重交通の基準賃率に従った運賃体系となっており、一般的な整理券方式が用いられています。この路線では専用のICカード「エミカ／Emica」を使用することが可能です。

現行路線

山城富州原線

この路線は、天ヵ須賀2丁目からイオンモール四日市北を経由し、近鉄富田駅前や大矢知市民センター前などの停留所を通るルートです。運行は三岐鉄道によって行われ、2000年5月に運行が開始されました。その後、2002年には路線名が変更され、現在の形に至っています。

この路線には、赤尾台や桑名駅前方面への八風バスへ接続できる「伊坂台アクセス」停留所がありますが、他のバスとの接続は考慮されていないため、乗り換えには注意が必要です。また、運行は1日4往復と限られています。

神前高角線

近鉄四日市から市立病院口を通り、神前大日山までを結ぶこの路線は、三重交通によって運行されています。1999年から始まり、その後も幾度かのルート変更が行われています。特に2012年3月には、一部便がイオン尾平店や四日市中央工業高校への乗り入れを開始しました。

磯津高花平線

この路線は、磯津から塩浜駅前を経由して高花平につながるルートです。三重交通が運行しており、2002年からサービスを提供しています。加えて、2020年には、経由地が変更されるなど、運行の見直しが実施されています。

車両

山城富洲原線では、かつてはトップドア仕様の日野・リエッセが使用されていましたが、現在では2扉仕様の日野・ポンチョ（1001号車）が新たに導入されています。この新しい車両では、整理券発行機も設置され、運賃の支払いがよりスムーズに行えるようになりました。一方、三重交通の路線では、エルガミオやエルガLTといった車両が頻繁に使用されています。

まとめ

四日市市自主運行バスは、地域の住民にとって欠かせない公共交通機関です。運賃の体系や路線設定に特徴があるこのバスを利用することで、より便利で快適な移動が可能になります。地域のコミュニティを支えるこのバスの存在は、これからも重要であり続けるでしょう。

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