四条畷駅

四条畷駅（JR-H34）

四条畷駅は、大阪府大東市学園町に位置する、西日本旅客鉄道（JR西日本）片町線（学研都市線）の駅です。学研都市線の主要駅の一つであり、すべての列車が停車します。

概要

駅名について、所在地は大東市ですが、四條畷市のすぐ隣に位置しており、両市からの利用があります。駅名は市名の「四條畷」の「條」を略字の「条」で表記しています。これは常用漢字が用いられたためです。駅名表記について四條畷市が変更を要望していますが、費用面から実現には至っていません。

歴史

四条畷駅は、1895年に浪速鉄道の終点として開業しました。その後、関西鉄道に譲渡され、国有化を経て現在のJR西日本に至ります。開業当初は、名古屋 - 大阪間の本線として機能することが期待されていましたが、路線の変更により支線の途中駅となりました。1932年には大阪側が電化され、電車の終点駅となり、長らく運行上の拠点としての役割を果たしました。

年表

1895年（明治28年）8月22日：浪速鉄道の駅として開業
1897年（明治30年）2月9日：関西鉄道に譲渡
1898年（明治31年）4月12日：長尾駅まで延伸
1907年（明治40年）10月1日：国有化
1909年（明治42年）10月12日：桜ノ宮線の所属となる
1913年（大正2年）11月15日：片町線に編入
1932年（昭和7年）12月1日：片町駅 - 当駅間が電化、電化区間の境界駅となる
1950年（昭和25年）12月25日：長尾駅まで電化
1973年（昭和48年）7月1日：貨物取り扱い廃止
1978年（昭和53年）4月10日：駅舎・構内を改築
1979年（昭和54年）10月1日：自動改札機を設置
1986年（昭和61年）11月1日：荷物扱い廃止
1987年（昭和62年）4月1日：国鉄分割民営化により、JR西日本の駅となる
1988年（昭和63年）3月13日：「学研都市線」の愛称を使用開始
1997年（平成9年）3月8日：Jスルーを導入
2003年（平成15年）11月1日：ICOCA利用可能となる
2011年（平成23年）3月8日：運行管理システム導入、接近メロディ導入
2012年（平成24年）10月29日：自動改札機を更新
2018年（平成30年）3月17日：駅ナンバリング導入
2024年（令和6年）5月31日：みどりの窓口営業終了
2024年（令和6年）6月1日：みどりの券売機プラス導入

駅構造

島式ホーム2面4線を有する地上駅で、橋上駅舎を備えています。1ヶ所の改札口があります。駅長が配置された直営駅であり、管理駅として西木津駅 - 鴻池新田駅間の各駅を管轄しています。ホームには、浪速鉄道開業当時のレンガ造りの構造が一部残っています。

のりば

1番線：下り待避線
2番線：下り本線
3番線：上り本線
4番線：上り待避線

すべてののりばで、京橋方面からの列車の折り返しが可能です。当駅折り返しの普通列車も設定されています。

利用状況

2022年度の一日平均乗車人員は16,178人です。学研都市線の途中駅では住道駅に次いで利用者が多い駅です。

駅周辺

駅の所在地は大東市ですが、四條畷市との境界に近く、両市からの利用があります。駅前広場の整備が進められており、交通結節機能の向上が図られています。

バス路線

駅東口には、京阪バスと近鉄バス、四條畷市コミュニティバスが乗り入れています。周辺はベッドタウンとなっており、バスの拠点となっています。

隣の駅

西日本旅客鉄道（JR西日本）

学研都市線（片町線）

■快速：星田駅 (JR-H31) - 四条畷駅 (JR-H34) - 住道駅 (JR-H36)
■区間快速：忍ケ丘駅 (JR-H33) - 四条畷駅 (JR-H34) - 住道駅 (JR-H36)
■普通：忍ケ丘駅 (JR-H33) - 四条畷駅 (JR-H34) - 野崎駅 (JR-H35)

関連項目

日本の[[鉄道駅]]一覧
五条駅 (奈良県) - 当駅と同じく、市名が「條」、駅名が「条」である。

外部リンク

* 四条畷駅｜駅情報：JRおでかけネット

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