四谷 (東京都府中市)

四谷（よつや）について

東京都府中市に位置する四谷は、一丁目から六丁目までが設置され、府中市四谷文化センター圏域となっています。

地理

四谷は府中市の南西端に位置し、中央自動車道と多摩川の間に広がっています。具体的には、京王電鉄中河原駅の西側から北多摩2号水再生センター付近までが四谷の範囲です。

北側から時計回りに、国立市泉、府中市日新町、住吉町、多摩市一ノ宮、日野市百草と隣接しています。多摩市と日野市との市境は多摩川の河川敷を通っていますが、日野市側との直接的な道路接続はありません。

町内の多くは住宅地ですが、野猿街道以西のエリアは都市計画法により準工業地域に指定されています。国立府中インターチェンジが近いため、企業の物流拠点も多く見られます。

歴史

四谷の最も古い記録は、元亀4年（1573年）の『北条家虎朱印状』にまで遡ります。この記録には、駿河国八幡郷（現在の静岡県駿東郡清水町）の農民が当地へ逃亡してきたという記述があります。

地名の由来

四谷の地名は、江戸時代以前からの村名に由来しています。『北条家虎朱印状』では「四屋」と記されており、戦国時代から江戸時代初期にかけて「四屋」「四ッ谷」といった表記が混在していました。これらのことから、四軒の家があったことが地名の由来と考えられていますが、「四谷」という表記に定まった理由は不明です。

世帯数と人口

2024年11月1日現在、四谷には5757世帯、13151人が居住しています。

小・中学校の学区

四谷に住む児童・生徒が通う市立小・中学校の学区は以下の通りです。

小学校：府中市立四谷小学校
中学校：府中市立第八中学校

交通

四谷町内には鉄道駅はありませんが、京王線中河原駅と南武線西府駅が最寄り駅となります。府中市の調査によると、町民が最も日常的に利用している駅は中河原駅です。また、他の府中市内地域では日用品の買い物は近隣店舗、日用品以外の買い物は府中駅や立川駅周辺に分散する傾向があるのに対し、四谷ではそれぞれ中河原駅周辺、多摩市（聖蹟桜ヶ丘駅周辺）に集中しており、市内他地域との繋がりが薄い特徴があります。

道路

四谷を通る主な道路は以下の通りです。

都道20号府中相模原線（野猿街道）
府中四谷橋
都道20号支線
府中市道：四谷通り、多摩川通り（堤防道路、府中多摩川かぜのみち）、三屋通り、東大山道、日新四谷通り

また、中央自動車道国立府中インターチェンジが近接しています。

バス

京王バスと府中市コミュニティバス「ちゅうバス」が運行しており、中河原駅などに接続しています。町内にある主なバス停は以下の通りです。

京王バス

国18系統：（国立駅・谷保駅方面）- 稲荷神社 - 府中四谷橋北 - （聖蹟桜ヶ丘駅方面）
中02系統：（都営泉二丁目方面） - 四谷泉 - 三屋 - 三屋通り中 - 三屋通り南 - デュオヒルズ前 - 府中四谷橋北 - 稲荷神社 - 四谷二丁目 - 四谷新道 - （中河原駅方面）
桜19系統：（都営泉二丁目方面） - 四谷泉～府中四谷橋北は中02と同経路 - （聖蹟桜ヶ丘駅方面）

ちゅうバス

南町・四谷循環（よつや苑西ルート）：（府中駅より分倍河原駅・中河原駅経由） → 消防分団前 → 四谷公会堂 → 稲荷神社 → 四谷駐在所西 → 四谷さくら公園 → 四谷三丁目西 → よつや苑西 → 四谷三丁目 → 府中第八中学校北 → 四谷一丁目南 → 四谷一丁目 → 四谷一丁目東 →（中河原駅・分倍河原駅経由で府中駅へ）
南町・四谷循環（四谷六丁目ルート）：（中河原駅より日新小学校経由）→ 四谷六丁目 → 三屋 → 三屋通り中 → 四谷四丁目 → 稲荷神社 → 四谷公会堂 → 消防分団前 →（中河原駅へ）

施設

四谷には以下の主要な施設があります。

府中市立第八中学校（四谷1-1827）
府中市立四谷小学校（四谷3-2740）
よつや苑（四谷3-66）
四谷文化センター・市立四谷図書館（四谷2-75）
四谷駐在所（四谷4-43-28）
四谷さくら公園（四谷5-44）
府中四谷ショッピングセンター（四谷5-23-12）：西友四谷店、コーナン府中四谷店等が入居
DPL国立府中（四谷5-23-62）
府中市青少年キャンプ訓練場（四谷6-54）
* 府中市リサイクルプラザ（6-58）

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