国立病院機構いわき病院

国立病院機構いわき病院について

国立病院機構いわき病院は、福島県いわき市小名浜野田に位置する医療機関で、独立行政法人国立病院機構が運営しています。この病院は、特に重症心身障害児に対する専門的な医療の提供に力を入れており、神経・筋疾患（神経難病）への対応も行っています。入院中の児童や生徒が通うための福島県立平支援学校の訪問学級が設置されており、医療と教育の連携が図られています。

沿革

いわき病院の起源は1919年12月にさかのぼります。当初は福島県立結核療養所回春園として設立され、その後1943年には日本医療団に統合され、翠ヶ丘病院となりました。1947年には厚生省へ移管され、国立療養所翠ヶ丘病院として新たにスタートしました。1954年には国立翠ヶ丘療養所に改称し、さらに1983年に国立療養所翠ヶ丘病院へと名称が変更されました。2001年には厚生労働省の管轄に移行し、2004年4月に独立行政法人国立病院機構が発足した際に現名称の「国立病院機構いわき病院」に変更されました。そして、2019年の2月1日には、いわき市平豊間から小名浜野田に移転し、新たなスタートを切りました。

診療科

いわき病院は、様々な診療科を持ち、その中には内科、神経内科、小児科、外科が含まれています。特に重症心身障害児への医療を専門にしているため、患者の個別ニーズに応じた幅広い医療サービスを提供しています。医療機関としての指定も受けており、保険医療機関や労災保険指定医療機関、生活保護法指定医療機関、さらには公害医療機関としても認定されています。

交通アクセス

いわき病院へのアクセスは便利で、JR東日本常磐線の湯本駅からは自動車で約9分ほどで到着します。また、新常磐交通バスを利用する場合は、「野田」停留所で下車し、そこから徒歩約12分で病院に着きます。さらに、常磐自動車道のいわき湯本ICからは車で約16分と、アクセスの良さが特徴です。

おわりに

国立病院機構いわき病院は、地域に密着した医療機関として、特に重症心身障害児に対する医療を提供する重要な役割を果たしています。病院内での教育支援や医療サービスの充実により、患者やその家族がより良い生活を送れるようサポートしています。

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