国立病院機構三重中央医療センター

三重中央医療センターについて

三重中央医療センターは、三重県津市に位置する総合病院で、独立行政法人国立病院機構が運営しています。この病院は、旧国立三重中央病院を前身としており、その基盤の上に現代的な医療を提供しています。

設立の背景と沿革

この医療センターは、1998年に国立津病院と国立療養所静澄病院の統合によって設立されました。その後、新しい病院が建設され、現在の形に整えられました。現施設は、地上8階、地下1階の鉄骨鉄筋コンクリート構造で、最新の設備を備えています。

国立津病院の歴史

国立津病院は1908年に設立され、当初は陸軍の医療機関として機能していました。1945年に国立病院として再編され、1956年には国立療養所静澄病院が合併。その後様々な医療機関が統合されたことで、今日の三重中央医療センターとなりました。

医療活動

三重中央医療センターは、特に周産期母子医療において重要な役割を担っています。県内の周産期医療の中心的な施設として、妊婦や新生児に対する専門的な医療を提供しており、多くの家族に寄り添ったケアが行われています。また、地域がん診療連携拠点病院としても機能し、中勢伊賀地域の循環器や呼吸器疾病の専門治療も手掛けています。

さらに、2024年5月時点では三重県選挙管理委員会から不在者投票が行える施設の一つにも指定されています。

外来診療と受診方法

外来診療は、月曜日から金曜日まで行われており、土日祝日は休診です。診療時間は午前9時から午後5時までで、初診の患者は受付が午前8時30分から午前11時までに必要です。紹介状がない場合、初診時には保険外併用療養費が必要となります。

アクセス

三重中央医療センターへのアクセスは非常に便利です。最寄りの近鉄名古屋線久居駅からは、三重交通の路線バスを利用することができ、「三重中央医療センター」停留所で下車すればすぐです。自動車でのアクセスも良好で、近隣の伊勢自動車道久居インターチェンジからは車で約5分と、通院に便利な立地です。

医療機関の指定

この医療センターは、地域医療支援病院や臨床研修指定病院、外国医師臨床修練指定病院、災害拠点病院など、さまざまな専門的な医療機関に指定されています。このように、幅広い医療サービスを通じて、地域医療の充実に貢献しています。

まとめ

三重中央医療センターは、地域の医療ニーズに応えるために、日々努力を重ねています。妊婦や新生児への専門的な医療、がん診療、さらには地域を支える基幹病院としての役割を果たしています。今後も地域医療の中心として、患者一人ひとりに寄り添った医療を提供していくことが期待されます。

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