国道303号

国道303号の概要

国道303号は、岐阜県岐阜市からスタートし、福井県三方上中郡若狭町に至る一般国道であり、北側から滋賀県に進む路線です。この国道は、岐阜市内では徹明町と神田町5交差点から始まり、国道157号、248号、256号と交差しています。

この道は、岐阜地域及び西濃地域の北側を通過し、滋賀県では琵琶湖の北側、具体的には長浜市や高島市を経由します。その後、福井県に入り、熊川宿と呼ばれる旧鯖街道の宿場を経て、最終的には若狭町に到達します。

路線データ

国道303号は、総延長134.3 kmを誇る道路で、そのうち福井県では5.7 km、岐阜県では60.8 km、滋賀県では67.8 kmの区間を持ちます。この路線の主要な経過地としては、岐阜県の本巣郡北方町や糸貫町、揖斐郡揖斐川町などが挙げられ、これらは全て全国に通じる重要な地域です。
また、重用延長として24.1 kmが設定されており、実延長は110.3 kmです。現道は94.3 km、旧道は16.0 kmと分かれており、多様な交通ニーズに対応しています。

歴史

1970年4月1日、一般国道303号が岐阜市から福井県上中町まで指定されました。その後、2001年には八草トンネルが開通し、2008年には川上・八草バイパスが全線開通しました。さらに、2011年には奥いび湖大橋が開通し、国道全体が2車線以上での通行に対応しました。この開通により、特に河川管理や防災面での利便性が向上し、交通の流れもスムーズになりました。

路線状況

この国道は、かつては狭い区間が多く通行が難しい部分が存在しましたが、最近ではバイパスやトンネルの建設が進み、多くの改良が施されています。八草峠などの狭隘区間が改善され、現在では比較的スムーズに通行できる状況が整えられています。川上・八草バイパスや金居原バイパスが2008年に全線開通したことも大きな役割を果たしています。

しかしながら、長浜市木之本町付近では未だに険しい旧道が国道に指定されており、注意が必要です。

通称

国道303号は、通称「岐阜東西通り」や「西美濃ナツツバキ街道」、「鯖街道」としても親しまれています。また、特定の区間では「忠節橋通り」として知られ、多くの地元の方や観光客に利用されています。

交通量と地域

通過する自治体には、岐阜市や本巣市、滋賀県の長浜市、高島市、そして福井県の三方上中郡若狭町が含まれます。これらの地域を結ぶ国道303号は、中部地方における重要な交通路として、多くの人々に利用されています。特に観光地へのアクセスや地域内の物流など、多様な交通ニーズに応えていることは言うまでもありません。

このように、国道303号は歴史的背景や地域の特性を反映しながら、地域発展の要となる重要な道路となっています。

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