国道323号

国道323号：佐賀から唐津へ至る山間の道

国道323号は、佐賀県佐賀市を起点とし、唐津市に至る一般[[国道]]です。全長約44.7キロ[[メートル]]、その多くは山間部を縫うように走り、豊かな自然と歴史を感じさせるルートとなっています。

コース概要

佐賀市中心部から出発した国道323号は、しばらくの間、国道263号と重複して走ります。嘉瀬川沿いを北上し、大和町梅野付近で国道263号と別れ、単独区間に入ります。

この区間は、嘉瀬川と寄り添いながら、山間部へと進みます。官人橋を渡り、雄淵トンネルや古湯温泉トンネルといったトンネルを抜け、風景は移り変わります。特に古湯温泉トンネルは2012年に開通した比較的新しいトンネルであり、地域の交通利便性を大きく向上させました。

途中、熊の川温泉や古湯温泉といった温泉地も通過し、これらの地域住民にとって重要な交通路となっています。

さらに北上すると、富士しゃくなげ湖（嘉瀬川ダム）の西側を通過。ダム建設に伴う付け替え区間も含まれており、道路整備の歴史の一端を垣間見ることができます。

その後、観音峠を越えて唐津市へ。七山地区の七山市民センターや七山温泉といった地域の中心地を通過し、玉島川沿いに下ってゆきます。そして最終的に、浜玉町浜交差点で国道202号に合流し、終点を迎えます。

道路状況

国道323号は、全線を通して舗装された道路ですが、単独区間の一部は、幅員がやや狭い区間があります。特に山間部では、カーブの多い箇所も見られますので、運転には注意が必要です。

歴史

国道323号は、1970年（昭和45年）に指定されました。主要地方道佐賀浜崎線を前身とし、以来、地域の交通を支えてきました。2012年の古湯温泉トンネル開通や、2020年の旧道の国道指定解除など、時代とともに変化を遂げながら、現在に至っています。

主要な施設

橋梁

官人橋（嘉瀬川）
天河大橋（天河川）
神水川大橋
浜玉高架橋（横田川）

トンネル

雄淵トンネル（佐賀市）
古湯温泉トンネル（佐賀市）

経由地

国道323号は、佐賀市と唐津市を結び、その間には大和町などの地域を通過します。これらの地域は、農業や観光が盛んであり、国道323号は、これらの地域経済を支える重要な役割を担っています。

まとめ

国道323号は、佐賀市と唐津市を結ぶ、山間部を走る重要な道路です。自然豊かな風景の中を走り抜けるこの道路は、地域住民の生活道路であると同時に、観光ルートとしても魅力的な道となっています。歴史と自然を感じながら、ドライブを楽しむことができるでしょう。

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