浜玉町

佐賀県東松浦郡に存在した浜玉町

浜玉町（はまたまちょう）は、佐賀県東松浦郡に属していた町です。1956年9月30日に浜崎町と玉島村が合併して誕生しました。当初の町名は浜崎玉島町でしたが、1966年11月1日に浜玉町へと改名されました。

2005年1月1日、唐津市、東松浦郡の厳木町、相知町、北波多村、肥前町、鎮西町、呼子町と共に合併し、新たな「唐津市」として発足したため、浜玉町は消滅しました。合併後も住所表記に「浜玉町」の名は残っていますが、読み方は「はまたまちょう」から「はまたままち」に変更されています。

地理的特徴

浜玉町は佐賀県の北部、東松浦郡の北東部に位置していました。東は福岡県二丈町（現糸島市）、西は唐津市に接しており、東経130度2分37秒、北緯33度26分52秒に位置しています。合併前には山間部に飛地（鳥巣地区）が存在しましたが、合併により解消されています。

北部は玄海国定公園の松浦潟に面し、北から東にかけては筑紫山地の城山（377m）、十坊山（535m）、南東部は椿山（760m）、南西部は白山火山脈の鏡山（283m）など、山々に囲まれた自然豊かな地域でした。玉島川や横田川などが流れ、日本三大松原の一つである「虹の松原」も町内にあります。

歴史

この地域は古くは末盧国が存在した場所であり、谷口古墳や横田下古墳などの史跡が数多く残っています。また、玉島川では神功皇后が鮎を釣って武運を占ったという伝説や、鏡山に関する松浦佐用姫の伝説も語り継がれています。中世には松浦党の一派の拠点があり、江戸時代には対馬藩の飛地であった浜崎以外は唐津藩に属していました。虹の松原一揆の首謀者は、町内平原地区の庄屋でした。

町勢（2004年時点）

人口：10,605人（2004年9月1日）
世帯数：3,105世帯（2004年9月1日）
面積：52.13km²

交通

鉄道：九州旅客鉄道筑肥線 - 浜崎駅
道路：国道202号、国道323号、二丈浜玉有料道路

名所・旧跡・観光

虹の松原（日本の道100選、かおり風景100選）
浜崎海水浴場
諏訪神社
春の大祭（5月）
浜崎祇園山笠（7月）
秋の大祭（11月23日）
玉島神社
大村神社
鳥巣神社
鳥巣天衝舞浮立
けえらん
谷口古墳
横田下古墳

出身者

久富賢（サッカー選手）

関連項目

佐賀県の廃止市町村一覧

外部リンク

* 浜玉町ホームページ（2004/12/17アーカイブ） - 国立国会図書館Web Archiving Project

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