金井バイパス

金井バイパス

金井バイパスは、地域高規格道路である上信自動車道の一部を構成する国道353号のバイパスです。2020年6月7日に開通しました。

現地案内板では、国道353号の標識に「上信自動車道」（または「上信道」）という名称が付記されており、「金井バイパス」という名称は公式には使用されていません。

概要

高速道路に準じた構造で整備されており、速達性と定時性の高い走行が可能です。現道である群馬県道35号渋川東吾妻線は、朝夕の通勤時間帯を中心に渋滞が発生しています。金井バイパスの開通により、現道の交通をバイパスに転換することで、交通量を減らし、渋滞や交通事故の減少に貢献することが期待されています。

主要データ

起点：群馬県渋川市金井
終点：群馬県渋川市金井
延長：1.0 km
道路幅員：10.5 m
車線数：2車線
計画交通量：16,600台/日（2030年予測）

接続道路

国道17号渋川西バイパス
群馬県道35号渋川東吾妻線（立体交差）
国道353号川島バイパス

バイパスの位置関係

渋川方面からは、国道17号渋川西バイパス、国道353号金井バイパス、国道353号川島バイパスと接続し、吾妻方面へと続いています。

金井東裏遺跡

金井バイパスは、周知の埋蔵文化財包蔵地である金井遺跡群の中を通過しています。道路建設に伴い、2012年に行われた金井東裏遺跡の発掘調査では、6世紀の榛名山の火砕流に巻き込まれた「甲を着た古墳人」が出土しました。この発見は、当時の人々の生活や文化を知る上で非常に重要な資料となっています。

参考文献

群馬県埋蔵文化財調査事業団（編）「これが金井東裏遺跡!!」（PDF）『甲を着た古墳人だより』特集2、公益財団法人群馬県埋蔵文化財調査事業団、2014年4月、1-4頁。

外部リンク

* 群馬県 - 上信自動車道（吾妻軸）

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