国道367号

国道367号の概要

国道367号は、日本の一般道路の一つで、京都府京都市の下京区から滋賀県高島市を通り、福井県三方上中郡若狭町に至ります。この道路は、京都と福井を直接つなぐ重要な役割を果たしています。

路線の特徴

京都市下京区を起点に、滋賀県に向かって北上し、大津市の途中越や花折峠を経由します。その後、高島市を通り、国道303号と重複しながら進むことで、最終的には福井県三方上中郡若狭町に達します。この路線は、国道162号と並び、地域間の交通に欠かせない存在です。

近年、特に大津市内の葛川地区では道路拡幅を中心とした改良工事が進められ、従来の狭い区間が解消されています。これにより、通行の安全性と快適性が向上し、毎年冬に行われる京都市の駅伝大会のコースとしても利用されています。

路線データ

国道367号の重要な経路とそのデータは以下の通りです。

• - 起点: 京都市下京区（烏丸五条交差点）
• - 終点: 福井県遠敷郡上中町（三宅交差点）
• - 重要経過地: 滋賀県高島郡今津町
• - 総延長: 70.5 km（福井県5.7 km、滋賀県41.4 km、京都市23.4 km）
• - 重用延長: 10.9 km
• - 未供用延長: なし
• - 実延長: 59.6 km
• - 現道: 57.1 km

歴史

国道367号は1975年4月1日に一般国道として指定されました。これ以降、道路の整備や拡張が進められ、現在では地域住民だけでなく、観光客の利便性も考慮された道路に生まれ変わっています。

バイパスと通称

この国道にはいくつかのバイパスが存在し、交通量の多い区間での渋滞解消に寄与しています。

• - 八瀬バイパス（1967年開通）
• - 大原バイパス（1971年開通）
• - 小出石バイパス（1979年開通）

また、この国道は「鯖街道」とも呼ばれており、若狭で漁獲された鯖を京都に運ぶための歴史的な通路でもあります。

道路施設とトンネル

¿国道367号には、幾つかの重要な橋梁やトンネルが存在します。

橋梁

• - 北大路橋（鴨川）
• - 高野橋（高野川）
• - 中村大橋（滋賀県大津市）

トンネル

• - 八瀬トンネル（京都府）
• - 花折トンネル（滋賀県）
• - 牛の鼻トンネル（滋賀県）

これらの施設は、道路の安全性や効率性を高めています。

結び

国道367号は、京都市から福井県若狭町に至るまでの重要な交通路であり、周辺地域の発展に寄与しています。今後も地域のニーズに応じた改善が期待され、さらなる交通の便宜が図られていくでしょう。

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