国道376号

一般[[国道]]376号：山口県東部を横断する道路

国道376号は、山口県山口市から岩国市へと東西に伸びる一般[[国道]]です。山口市と県東部を結ぶ重要なルートとして、地域経済や生活を支える役割を担っています。全長約70kmの路線は、中国自動車道と並行する区間や、中国山地を縫うように走る山間部など、変化に富んだ地形を通過します。

路線概要と歴史

国道376号は、1975年に山口県美祢市から玖珂郡周東町までを結ぶ路線として指定されました。その後、1982年には路線が変更され、現在の山口市から玖珂郡周東町までの区間となりました。

起点となる山口市仁保地区では国道9号と交差し、終点の岩国市西長野地区では国道2号と交差しています。主要な経由地には、山口市徳地町、周南市（垰、長穂、須々万地区）、岩国市などがあり、これらの地域を結ぶ重要な交通網となっています。

2020年7月の豪雨により、周南市高瀬の島地川ダム付近で道路が陥没し、長期間にわたる通行止めとなりました。2022年11月に通行止めは解除されましたが、車両の通行制限がしばらくの間設けられました。

路線状況と特徴

国道376号は、全線が2車線道路で整備されています。須々万バイパスなど、いくつかのバイパス区間も存在します。また、国道489号、315号、434号など、他の国道と重複する区間もあります。

沿線にはいくつかのトンネルが整備されており、荷卸隧道、高瀬トンネル、大崩トンネル、大道理トンネル、ひよぢトンネルなどが代表的なものです。これらのトンネルは、山間部の地形を克服するために建設されました。

道の駅仁保の郷が国道376号沿線に位置し、地域住民や観光客の休憩場所として利用されています。

地理と周辺環境

国道376号は、山口市、周南市、岩国市といった主要都市を結ぶとともに、山間部の集落も通過しています。沿線には、山口線などの鉄道も走っており、道路と鉄道が連携した交通ネットワークを形成しています。

国道376号は島地川ダムの堤体上を通過しており、ダムの管理や周辺環境の保全に重要な役割を担っています。

管理とアクセス

国道376号の管理は、山口県土木建築部と、防府土木建築事務所山口支所、周南土木建築事務所、岩国土木建築事務所によって行われています。それぞれの区間を担当することで、道路の維持管理や安全確保に努めています。

まとめ

国道376号は、山口県東部における重要な交通インフラです。山間部を通過する路線でありながら、地域経済の活性化や地域住民の生活に貢献しています。歴史や地理的な特徴、そして現在の状況を理解することで、この道路の重要性を改めて認識することができるでしょう。今後、さらなる整備や安全対策が期待されます。

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