国道462号

国道462号：十石峠街道をゆく

国道462号は、長野県佐久市を起点とし、群馬県伊勢崎市に至る全長約114kmの一般[[国道]]です。そのルートは、変化に富み、山間部から平野部へと風景が移り変わるダイナミックな道のりとなっています。別名「十石峠街道」とも呼ばれ、歴史と自然が織りなす魅力的な道路です。

起点から終点まで：ルートの特徴

起点となる長野県佐久市では、国道141号、142号、254号と交差し、そこから十石峠を越えて群馬県へと進みます。長野県内では、標識が少なく、国道であることを認識しづらい区間もあります。群馬県多野郡に入ると、国道299号と重複する区間を経て、神流川沿いを流れ下るように進みます。神流川沿いでは、急カーブの区間も見られますが、改良工事が進められている箇所もあります。藤岡市あたりからは、関東平野に入り、比較的平坦な道となります。埼玉県本庄市、そして終点の群馬県伊勢崎市へと至るルートは、かつては慢性的な渋滞に悩まされていた箇所もありましたが、坂東大橋の改築などにより、交通状況は改善されています。終点では、国道17号上武道路と接続します。

歴史と変遷

国道462号は1993年に指定されました。それ以前は、群馬県内の県道が複数存在しており、それらを統合する形で整備された経緯があります。近年では、伊勢崎市と本庄市間の利根川に架かる坂東大橋の改築が大きな出来事でした。2004年に片側2車線の新しい橋が開通したことにより、渋滞が大幅に緩和されました。旧坂東大橋は解体され、その一部はモニュメントとして保存されています。現在も、新道の建設や経路変更などが進められており、道路整備は継続中です。

主要な地理的特徴と施設

通過する自治体

国道462号は、長野県佐久市、南佐久郡佐久穂町、群馬県多野郡上野村、多野郡神流町、藤岡市、埼玉県児玉郡神川町、本庄市、群馬県伊勢崎市を通過します。

主要な橋梁

神流橋（神流川）
坂東大橋（利根川）
いせさき大橋（広瀬川）
新粕川橋（粕川）

主要なトンネル

高八木トンネル
神坂トンネル

道の駅

道の駅上野（群馬県多野郡上野村）
道の駅万葉の里（群馬県多野郡神流町）
道の駅上州おにし（群馬県藤岡市）

重複区間

国道141号
国道299号
国道254号

交差する道路

国道141号、国道299号、関越自動車道本庄児玉IC、国道254号、国道17号、国道354号、国道17号上武道路など、多くの道路と交差しています。

まとめ

国道462号は、歴史と自然、そして現代の交通事情が複雑に絡み合った道路です。十石峠を越え、神流川に沿って流れる変化に富んだルートは、ドライブを楽しむ上でも魅力的な道路と言えるでしょう。今後ますます整備が進み、より安全で快適な道路となることが期待されます。

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