国道469号

国道469号：富士南麓を走る歴史と自然の道

国道469号は、静岡県御殿場市を起点に山梨県南巨摩郡南部町に至る、全長約59kmの一般[[国道]]です。富士山南麓の雄大な自然を横断するルートは、『富士南麓道路』の愛称で親しまれ、歴史的建造物や観光スポットも点在しています。

ルート概要

国道469号は、静岡県御殿場市の仁杉交差点（静岡県道418号須走御殿場線との交点）からスタートします。富士山南麓を西進し、十里木高原、愛鷹山の鞍部を抜け、山梨県南巨摩郡南部町の国道52号（新万沢橋北詰交差点）で終点となります。

主な通過地は、静岡県内で御殿場市、裾野市、富士市、富士宮市です。山梨県では南部町を通過します。沿線には、陸上自衛隊東富士演習場や、日蓮正宗の大本山である大石寺など、様々な施設があります。大石寺は桜の名所としても知られ、春には美しい桜並木を楽しむことができます。

歴史と整備

国道469号は、1993年（平成5年）4月1日に一般[[国道]]として指定されました。その後、交通量の増加や地域経済活性化のため、段階的な道路整備が進められてきました。

特に、御殿場市中畑から川島田にかけての御殿場バイパスは、新東名高速[[道路]]新御殿場ICや国道138号須走道路とのアクセス向上を目的として、2014年度に事業が開始され、2021年4月10日に部分開通しました。さらに、富士南麓道路（村山・粟倉・山宮区間）や山宮バイパスなどの整備も進められています。

地理と周辺環境

国道469号は、変化に富んだ地理的特徴を持っています。御殿場市を出発後、裾野市では東富士演習場の広大な敷地を横断します。富士市では富士山こどもの国を抜け、富士宮市では、北山インターチェンジで国道139号（富士宮道路）と接続します。

富士宮市内では、大石寺や桜峠などの歴史的・文化的要素を含む区間を通過します。さらに、富士川に沿って山梨県南部町へと進み、終点の国道52号に合流します。

交通と観光

国道469号は、富士山南麓地域における重要な交通ルートとして機能しています。また、沿線には観光名所が多く存在するため、観光ルートとしても活用されています。

2020年東京オリンピックでは、自転車競技ロードレースの一部コースとして使用されました。このことから、国道469号は、地域住民の生活道路としての役割に加え、国際的なスポーツイベントにも貢献する重要なインフラであると言えるでしょう。

主要な交差道路

国道469号は、多くの主要道路と交差しています。主なものとしては、静岡県道418号須走御殿場線、国道138号（御殿場バイパス）、静岡県道23号御殿場富士公園線、静岡県道24号富士裾野線、南富士エバーグリーンライン、国道139号（富士宮道路）、静岡県道180号富士宮富士公園線、静岡県道10号富士川身延線、国道52号などがあります。これらの道路を介して、周辺地域とのアクセスが確保されています。

まとめ

国道469号は、富士山南麓の自然と歴史を体感できる魅力的な道路です。交通アクセス向上のための道路整備も進められており、今後も地域社会の発展に貢献していくことが期待されます。

もう一度検索