国際クリケット評議会

国際クリケット評議会（ICC）

概要

国際クリケット評議会（International Cricket Council、略称ICC）は、世界各国のクリケットを統括する団体であり、1909年に設立されました。本部はアラブ首長国連邦のドバイに設けられています。2023年の時点で、ICCには12の正会員国と地域、さらに96の準会員国と地域が所属しており、合計で108の国と地域がICCの下で活動しています。この団体は、クリケット・ワールドカップをはじめとする大会の主催や、テストマッチ、ODI（ワンデイ・インターナショナル）、T20I（トゥエンティ20・インターナショナル）などの審判の任命と派遣を行っています。

歴史

ICCは、1909年6月15日にロンドンのローズにて、イングランド、オーストラリア、南アフリカのクリケット協会の関係者によって「大英帝国クリケット会議」として設立されました。その後、1965年に「国際クリケット会議」、そして1989年に現行の名称に改称されました。これまでの歴史の中で、ICCはクリケットの発展を促進し、グローバルなイベントを推進してきました。

加盟国・地域

正会員

2023年現在、ICCの正会員には12の国と地域が含まれており、西インド諸島代表はカリブ海に位置する15の国と地域が連合した多国籍チームです。イングランド代表はウェールズとの合同チームであり、同様にアイルランド代表も北アイルランドとの合同チームとなっています。これにより、クリケットは地域を超えた団結を象徴するスポーツとしての地位が確立されています。

準会員

準会員としては、2023年現在で96の国と地域が加盟しており、これによりクリケットの普及と競技の場がさらに広がっています。これらの国と地域は、クリケットの発展に貢献するとともに、国際的な舞台での競争力を高めるために努力しています。

主催事業

ICCは数多くの大会を主催しています。主要な大会には以下のものがあります。

• - クリケット・ワールドカップ
• - ICCワールドテストチャンピオンシップ
• - ICCチャンピオンズトロフィー
• - 女子クリケット・ワールドカップ
• - ICCインターコンチネンタルカップ
• - ICC T20ワールドカップ
• - ICC U19クリケット・ワールドカップ
• - ICC U19女子T20ワールドカップ
• - ICC女子T20チャンピオンズトロフィー

さらに、ICCはクリケットの世界ランキングとして、テストチャンピオンシップ、ODIチャンピオンシップ、T20チャンピオンシップ、プレーヤーランキングを導入し、選手やチームのパフォーマンスを評価しています。加えて、ICCのアワードも開催され、卓越したパフォーマンスを示した選手たちを表彰します。

コマーシャルパートナー

2024年1月時点でのICCの主要なコマーシャルパートナーには、プレミアパートナーとして「サウジアラムコ」、エミレーツ航空などがあり、グローバルパートナーにはコカ・コーラ、DPワールド、IndusInd Bankなどが含まれています。

大陸競技連盟

ICCの下には、五大陸に関連したクリケット競技連盟が存在します。具体的には、アジアクリケット評議会（ACC）、欧州クリケット評議会（ECC）、アフリカクリケット連盟（ACA）、ICCアメリカ、ICC東アジア太平洋がその主な組織にあたります。

まとめ

国際クリケット評議会は、クリケットを愛する全ての人々にとって重要な組織であり、クリケットの国際的な普及と発展のために果たす役割は非常に大きいものです。その活動は、全世界のクリケットファンや選手にとって、エキサイティングで夢のある未来を提供することを目的としています。

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