園田光慶

園田光慶（そのだ みつよし）

園田光慶は、1940年12月7日に大阪市で生まれた日本の漫画家です。1997年3月17日に56歳で亡くなりました。貸本漫画時代には「ありかわ栄一」という筆名で活動していました。

経歴

1958年、日の丸文庫から短編集『死剣幽四郎』を発表し、漫画家としてデビューしました。貸本劇画ブームの波に乗り、雑誌『影』、『刑事』、『ゴリラマガジン』、『魔像』などの貸本雑誌に多くの作品を発表しました。

1963年には、『週刊少年キング』で久米みのる原作の柔道漫画『車大助』を連載し、少年誌に進出しました。1964年からは、同誌で連載した『ホームラン探偵局』より、ペンネームを「園田光慶」に改めました。1967年には、『週刊少年サンデー』で相良俊輔原作の戦記漫画『あかつき戦闘隊』を連載し、大人気を博しました。1979年頃からは、シナリオライターの久保田千太郎とともに歴史物コミックの世界にも挑戦し、話題を集めました。

主な作品

アイアン・マッスル
車大助（原作：久米みのる）
ホームラン探偵局（原作：久米みのる）
あかつき戦闘隊（原作：相良俊輔）
赤き血のイレブン（原作：梶原一騎）
THE ENDからの逃亡　性病部隊（原作：小池一雄）
三国志（原作：久保田千太郎）
白いカラス（原作：やまさき十三）
戦国猿廻し 信長・秀吉と蜂須賀小六（原作：久保田千太郎、やまさき十三）
ターゲット
風雲天下盗り（原作：久保田千太郎、やまさき十三）

関連項目

あかつき戦闘隊事件
* 新・劇画工房



園田光慶は、劇画の隆盛期から少年漫画、そして歴史漫画へと、時代に合わせて活躍の場を広げた漫画家でした。特に戦記漫画『あかつき戦闘隊』は彼の代表作として知られています。また、久保田千太郎とのコンビで手がけた歴史漫画も、新たなファン層を開拓し、話題となりました。

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