園田隼

園田 隼 - 日本の元陸上競技選手

園田隼（そのだ はやと）は、1989年4月5日生まれの元陸上競技選手で、日本のマラソン界に名を刻んだ人物です。彼の故郷は熊本県阿蘇郡西原村で、丸刈りの髪型がトレードマークとして知られています。

略歴と初期のキャリア

園田は、2002年に西原村立山西小学校を卒業し、その後西原村立西原中学校、熊本国府高等学校を経て2012年に上武大学ビジネス情報学部を卒業しました。在学中、彼は陸上競技の道を本格的に志し、特に長距離走に専念しました。

大学時代には、名監督である花田勝彦の指導を受け、箱根駅伝に2回出場しました。3年生時の第87回箱根駅伝では区間14位、4年生時の第88回では区間13位という成績を収めました。また、2011年には全日本大学駅伝で8区を走り、チームを初のシード獲得に導きました。

プロとしての活躍

大学卒業後、園田は黒崎播磨に入社し、陸上部へ所属しました。2014年にはびわ湖毎日マラソンに初めて出場し、2時間20分台のタイムで46位となりましたが、その翌年の熊本城マラソンでは、2時間18分00秒で優勝を果たします。

2016年には福岡国際マラソンで一般参加の選手として走り、素晴らしい成果を残しました。このレースでは、日本人選手の中で2位、総合で4位に食い込み、自己記録を7分も更新しました。これにより、彼はさらなる飛躍の道を歩むこととなります。

2018年に入ると、別府大分毎日マラソンにおいて自己ベストとなる2時間09分34秒を記録し、2位でフィニッシュしました。この成績により、東京オリンピックの男子マラソン選考会であるマラソングランドチャンピオンシップへの出場権を手にしました。

大会での成果

同年のアジア競技大会にも出場し、銅メダルを目指して奮闘しましたが、レース終盤にスローダウンし、4位に終わってしまいます。2019年には釧路湿原マラソンにゲスト選手として参加し、川内優輝選手と好勝負を繰り広げました。

しかし、2020年以降は体調面での問題が続き、東京マラソンでは厳しい結果となった後、2021年3月末に現役引退を発表しました。その後は、社業に専念する姿勢を見せています。

自己記録

園田隼の主な自己記録は以下の通りです：

• - 5000m: 14分05秒64（2016年）
• - 10000m: 28分53秒14（2016年）
• - ハーフマラソン: 1時間03分00秒（2016年）
• - 30Km: 1時間32分00秒（2013年）
• - マラソン: 2時間09分34秒（2018年）

これらの記録は、彼の陸上競技における努力と才能を如実に物語っています。園田隼は、陸上競技界に多くの影響を与えた選手として記憶されることでしょう。

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