土井泰昭

土井 泰昭について

土井 泰昭（どい やすあき）は、1958年12月9日生まれの日本のプロ雀士であり、漫画原作者です。彼は島根県浜田市出身で、麻雀界での活躍とともに、多くの麻雀関連の漫画作品を世に送り出してきました。土井は「先走る浪漫派」というキャッチフレーズで知られ、愛称は「どいーん」です。

キャリアの概要

土井は1983年に最高位戦日本プロ麻雀協会に加入し、麻雀界での第一歩を踏み出しました。その後、2001年には日本プロ麻雀協会の結成に携わり、初代会長として団体の成長に大きく寄与しました。しかし、2005年に五十嵐毅が新たに代表となり、土井は協会を退会しました。

土井は2009年に協会に復帰したものの、2012年には除名処分を受け、その処分の無効を求める訴訟を行いましたが、敗訴に終わります。2014年には新たに『全日本麻雀協会』を立ち上げ、団体の設立を宣言しましたが、他団体から正式な「プロ団体」として認可は受けていないため、以来土井はフリープロ雀士として活動しています。

雀風と実績

土井の雀風はセオリーを重視したスタイルであり、特に順子を中心とした手筋を得意としています。彼の打ち筋は「浮かせ打法」と称され、丁寧なプレイから高い評価を得ています。土井が最も好む役は三色同順や混一色であり、特に第1回モンド21王座決定戦では圧倒的な強さを誇り、決勝戦での「北の暗刻落としから聴牌取らずの6000オール」というプレイは多くのファンの記憶に残っています。

人物像

土井は対局や解説の際に非常にフランクな性格で、視聴者や他の選手たちからは「どいーん」という親しみやすい愛称で呼ばれています。彼は自らの手筋についての解説にも非常に論理的で、捨て牌や点棒状況を考慮した戦略を評価される存在です。また、彼が心から尊敬しているプロ雀士は金子正輝で、彼の影響を感じながら自身のスタイルを磨き続けています。

獲得タイトル

土井は数々のタイトルを獲得しており、以下のようなものがあります。

• - 發王位: 2期（第8期・18期）
• - 雀王: 第1期
• - モンド21王座: 第1回
• - 新人王戦: 第11回

作品活動

土井は麻雀の原作者としても多くの作品を手がけています。「ナルミ」「勝負師の条件」「ダブルフェイス」「極麻伝」など、いくつもの麻雀劇画を世に送り出し、ジャンル内での地位を確立しました。特に彼名義の原作や脚本作品は、麻雀に対する深い理解が活かされています。有名なオリジナルビデオや著書も数多く、その中には麻雀の技術や理論を詳しく解説したものもあります。

土井泰昭は、その卓越した技術と情熱で麻雀界に多大な影響を与え続けています。彼のこれからの活動も注目されており、麻雀ファンからの期待は高まるばかりです。

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