土佐大崎駅

土佐大崎駅

土佐大崎駅（とさおおさきえき）は、高知県吾川郡仁淀川町大崎に位置するバス停留所であり、自動車駅としても利用されています。この駅は黒岩観光が運営しており、地域交通の中心的な役割を果たしてきました。

概要

土佐大崎駅は、元々国鉄バスの自動車駅として設立されていました。過去には松山高知急行線の主要な駅で、特に松山と佐川を結ぶ普通便に使われていました。1980年代には駅舎が改築され、1階部分には事務室や待合室、トイレが設けられていました。2階には休憩室や運転士のための宿舎がありましたが、無人駅に変更された現在は待合室のみが使用されています。以前の駅舎は解体され、新たに木造の平屋建て待合所が建設され、待合室とトイレが備わった施設として機能しています。

2002年に急行バス「なんごく号」が廃止された後、黒岩観光は土佐大崎駅から愛媛県にある落出駅までの運行を延長しましたが、2017年には対面区間が休止され、実質的に松山高知急行線が分断されました。

駅周辺

土佐大崎駅は、旧吾川村の大崎地区に位置し、周辺には仁淀川町役場が設置されています。また、国道33号が通っており、交通のアクセスが良いことが特長です。

歴史

土佐大崎駅は1935年に開業し、当初は省営自動車予土線の一部として利用されていました。1947年には国営自動車路線名称の改正に伴い、予土南線の駅となり、その後も発展を続けました。

1950年には土佐大崎駅から池川間が開通し、1967年には松山高知急行本線の一部として認識されるようになりました。しかし1985年には荷物の扱いが廃止され、1987年に国鉄分割民営化が行われ、四国旅客鉄道がその運営を引き継ぐことになりました。

2002年には落出〜佐川間の運行が黒岩観光に移管され、その後急行バス「なんごく号」の廃止が行われ、さらに運営路線の縮小が見られました。その後も駅舎の建て替えやダイヤ改正が行われましたが、残念ながら2017年に乗入れが休止されました。

停車路線

• - 黒岩観光広域線（川渡方面、佐川駅方面）
• - 仁淀川町民バス北川線（北川方面）
• - 仁淀川町民バス上名野川線（上名野川方面）
• - 仁淀川町民バス織合橋大崎線（織合橋方面）

まとめ

土佐大崎駅は、そのコミュニティにおいて重要な交通拠点であり、多くの歴史を経て今に至っています。地域の交通の便を支えるため、今後もその役割を果たし続けることが期待されます。

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