土曜 トモラジ いいね

土曜 トモラジ いいね

「土曜 トモラジ いいね」は、青森放送（RAB）で2012年10月から2014年9月まで放送された土曜日の午前中の生放送ラジオ番組です。本番組は、人気のメインパーソナリティーを迎え、リスナーとの交流を大事にしながら多彩な内容を展開しました。

番組の概要

番組は、元々「成田洋明とサタデー夢ラジオ」の後を受け継ぎ、午前のトークと音楽を提供する枠としてスタートしました。毎週土曜日の午前9時から12時までの放送時間で、リスナーには生放送ならではの臨場感が楽しめました。また、Ustreamを活用してスタジオの様子をリアルタイムで配信し、リスナーは映像越しにも番組を楽しむことができました。初回の放送日は2012年10月6日で、青森放送が開局60周年を迎える記念の「RABラジオ感謝祭」として、サンロード青森からの公開放送が行われました。

番組の途中でも公開生放送を行うなど、地元とのつながりを深める工夫が見られました。例えば、2013年3月23日には青森放送主催の「RAB健康と食フェア」での生放送も行われました。

出演者やゲスト

本番組を支えたメインパーソナリティーは夏目浩光さんと筋野裕子さんです。また、ラジオカーリポーターとして成田洋明さん、奈良岡香織さん、中島美華さんが出演し、地域の様子をリポートしました。成田さんは前任番組のMCとしても活躍しており、地域に密着した内容を届けていました。

ゲストには、多才な柿崎こうこさん（イラストレーター）、アーサー・ビナードさん（詩人・俳人）、竹内奈緒美さん（ピアニスト）などが定期的に出演し、番組を華やかに彩っていました。

コーナー構成

「土曜 トモラジ いいね」では、固定のコーナーが多く設けられ、リスナーが楽しめる工夫が随所に散りばめられました。例えば、毎週行われる「東奥日報ニュース」や天気予報、リクエストコーナーなどがありました。また、「あさはぽえむでいいね！」という詩のコーナーでは、アーサー・ビナードさんが選んだ詩を毎週1つ紹介し、文学も楽しむことができました。

そのほか、「ジャパネットたかたラジオショッピング」などの商品紹介も行われ、リスナーは土曜の午前に特別な時間を過ごすことができたのです。特に、リスナーからのリクエストやメッセージを取り入れたコーナーは、双方向のコミュニケーションを生み出し、多くのファンを魅了しました。

キャラクター「クマイル」

この番組の象徴ともいえるのが公式キャラクター「クマイル」です。青森出身のイラストレーター、柿崎こうこさんがデザインしたこのクマのキャラクターは、番組内でのリスナー投票から名前が決定し、多くの支持を得ました。彼は番組のマスコットとして親しまれ、「クマイルノート」という特別なグッズも登場するなど、リスナーとの絆を深める存在でした。

終了とその後

「土曜 トモラジ いいね」は2014年9月に放送を終了しましたが、その間に築かれたリスナーとの関係や多くの思い出は未だに語られています。青森放送が地域に根ざした放送をする中で、この番組も一役を担っていたと言えるでしょう。現在も「今日も!あさぷり」や「あおもりTODAY」など、別の番組でその流れを継承しています。

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